帰りの私達の席は、６２列目と、どちらかと言うと後ろの方の席であった。
やっぱ格安だからしかたがないかぁ〜と自分に言い聞かせつつも、チェックインカウンターで ”出来るだけ前の方の席にして下さい。”と、頼むのを忘れたと少々後悔する。でもその時はバックの重量が気になってそれどころではなかったんだ！と まあ羽の上でなかったたけ良しよう。

窓の外の景色を眺めながら”これでオーストラリアともお別れだぁー”と一人余韻に浸っていた。
機内では、いつもながらのシートベルトの脱着、救命胴衣の身に付け方が始まる。
私の席から見える範囲では、すべてチュワートばかりで、スチュワーデスはいなかった。
こんなの初めてなのと珍しくも思えた。 けど、華やかさに欠けると思う、やはりかわいいスチュワーデス一人位乗務させて欲しいものだと．．．

１２時４０分ほぼ定刻どおり、ＱＦ６９便はケアンズ空港を飛び立った。
しばらくして、前方ではすでに食事が配られ始めていた。
ここまで来るには当分先だ（やはり席は前がいいなぁ〜）と感じ、
さてと、音楽でも聴こうと肘掛けのところにある端子にヘッドホン端子を差したものの音がでない！おかしいなぁ〜とボリュームを大きくしたりチャンネルをあっちこっち回したが一向に音は聞こえてこない。隣の芦谷も加藤君も聞こえない．．．
この列は、はずれだ！
仕方なく音楽は諦め、シートポケットに入っている本に目を通したが行きの機内で見たものと同じである。だよねー．．．．

ようやく私達の席にもスチュワートが来た。チキンカレーと○.○.○.○.○.でチキンカレーを選ぶ、飲み物はとりあえず最初はシャンパンでしょうー
←チキンカレー

スチュワートに音が出ないと伝えると、”すみません、この辺みんな出ないみたいで．．．”
カンタスさんしっかりしてくれよ！同じ路線に競合相手がいないからって、手抜きするなよ！メンテナンスしてくれよ！！と、言ってやりたかった。 食事しながらシャンバン飲んで、その後はビールを数本飲んだものの、することもなく、いつしか寝てしまった。

目がさめ切らないうちに、今度は夕食？（軽食）が出てビールを飲みながらまた食べるものの、あまり腹は減ってなく、クッキーとキットカットはみやげとなった。
ほろ酔い気分でまたもや一眠り．．．

寝てたから良く分からないけれど、帰りの便では、靴下もアイマスクも歯ブラシも何ももらえなかった。
気が付くとすでに着陸態勢に入っていた。