八丈島 Diving tour in Hachijo-jima by:Tom

2.1日目 東海汽船にて

竹芝に戻るとターミナルの広場もキップ売り場も、どこもかしこも人で溢れてすごい数。
いまでかってこれだけの人数は見た事無い、去年も丁度同じ日に来たがこれ程でなかった。
手続き終わった頃にはすでに前の組は乗船を始めていて、私達はほとんど最後の乗船となった。
2等客室は乗船前よりすでに諦め、甲板へ直行したものの、どこもいっぱい....
やっと見つけた小さなスペースは船の左舷側の通路(手すりのあるところ)
通路に沿ってござを縦に2枚すいてスペースを確保した。ここに体育座りで横に6人並んで...
畳1帖に3人だよー これでどう寝れるって言うんだよ!東海汽船さん!! 
何のための予約なんだ!定員オーバーにも程がある。
この船は中国かどこかの難民船かぁ-!
沈没したらまず半分は死ぬんだろーねー...
でも幸い俺たちは、手すりの横に居る訳で、一番最初に救命ボートに乗ってやる!...
と思ってしまった。

とりあえず横一のままにて、かんぱぁーい!
狭いもののやっと腰を降ろして落ち着く事ができた。
思えば家を出でからばたばたと慌しかった。
350mlBeer 2箱持参だぁー、がんがん飲もーぜ!と言いつつも、吹きっさらしの通路は非常に寒く酒が進まない。
毛布を1人2枚で計12枚も借りてきた。
Jimmy、Yoppiの女性2人と藤野君はいっしか毛布を頭からかぶり寝てしまった。
残る3人で飲みながらトランプ大会(ドボン、八丈ルール)をした。
2時頃になると雨も降り出し、それが通路に吹き込みトランプどころではなくなった。
先の3人はぐっすり寝ていて起きそうに無かったので私たちの毛布を更に掛け、その上からござを更に掛けて、雨対策をした。ほとんど荷物状態で、どう見てもそれは人間が寝ている様には見えなかった。

私達3人は船内をさまよい、やっと安住の地を見つけた。
そこは1等客室のトイレへの通路である。先ほどの場所より更に狭いが雨はあたらず、船内なので暖房が効いていたし、足を伸ばして眠れた。と思ったものの5〜10分おきに来るトイレ客に手は踏まれ足は蹴飛ばされ、ほとんど寝る間もなく5時頃三宅島に着いた。
その後三宅島で降りた客の2等客室を確保できどうにか2時間位眠る事ができた。


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