Phuket Diving tour in THAILAND by:Tom

7. 3日目 Diving & 船内 その2

11/25 朝5時に目が覚めトイレへ....まだ外は真っ暗であった。
昨夜の話では朝4時には出発してボン島に向かうと聞いていたが、船は留まったままで、スタッフ達も熟睡の様子で動く気配は無かった。

7時少し前スタッフの話し声に再び目が覚めた。
ベットを抜け出し後部デッキに行くと"7時半にクリスマスポイントに潜りましょう..."と、
とーしばさんが言う。寝ぼけ眼で慌てて準備を始めた。
準備をしていると、スタッフが何やら騒ぎ始めた。
どうやらエンストしてエンジンがかからない。
バッテリーが上がってしまったらしい...
この先どうなってしまうのだろうかと、その様子を見ていると ディンギーボートで近くに停泊していた漁船にバッテリーを借りに行ってきた。
バッテリーをつなぎエンジンをかけると、お土産を持ってバッテリーを返しに...
少し笑えた....

ダイビング準備再開
パワーインフレータホースより少々エァもれしていたので、スタッフに工具を借りようとしたら スタッフが治してやると言うので手渡すと壊された。
仕方ない!壊すつもりでやったけでないのだから....
消耗品と思って諦めた。その後はホースなしでダイビングとなった。

予定より30分程遅れてのダイビングとなった。
目的のかくれ根、クリスマスポイントへ...
船のままポイントまで移動し、ジャイアントによるエントリーであった。
ちょっと濁り気味のなか、ササムロとウメイロモドキの群れが私達を出迎えてくれた。
10m位まで潜ると、すこーん!と抜けた透明度になった。
1つの石が数10メートルもあると思われるすべすべした感じの石が並んだポイントだ。
透明度の良さにみるみる深度を下げ気が着くと40mを超えていた。
大物は現れない! 15分も潜るとダイビングコンピュータは無限圧潜水、残り3分を表示していた。
徐々に浮上し、無限圧ぎりぎりでの所であった。
船に上がると、外人チームはビックシャークを見た!とか言っているのが耳に入ったが、悔しいので 何も聞かなかった。

朝飯である。 オムレツ、ソーセージ、かりかりベーコン、etc...

9時過ぎNo.9の島を後に次の潜水地コタチャイ島に向かった。
走り始めると、海は物凄い大荒れである。
でもそんな大揺れにも少しだけなれてきて、トップデッキにて景色を眺めた。
今日は雲の切れ間から青空もちょっとだけ現れている。
昨日の雨から思えば、とても明るく気持ち良く感じられた。

動き始めて30分位してか船は止まった。
エンジンはかかっているものの調子が悪いようだ。 通常とは違う排気音が聞こえる。
このアンダマン海のど真ん中で私達は漂流してしまうのだろうか....
果たして島に着くことが出きるのか? それより無事にプーケットに戻れるのであろうか....
素人の私が見た感じだと、冷却水がまわらずオーバーヒートぎみ?の様に思われた。
暫くすると船は動き出したがまた止まり、止まっては進みと... 大荒れ、強風の中海を進むがもうすでに出発してから2時間以上経っているものの、目的のボン島ははるか先に小さく見える。元いた島の方が近いくらいである。
話では2時間位で到着と聞いていたが..いったい何時になったら着くのであろうか..

ボン島へ行く訳が天候等の状態も悪い為、最初にその先にあるタチャイ島に向かった。
引き続き大荒れの波にもまれながら進んで行った。
タチャイ島には出発してから4時間以上もかかっての到着となった。

タチャイ島
エントリーしてすぐにバラクーダと思いきや、大きなダツの群れが通り過ぎって行った。
めちゃくちゃ流れが速い!
時にはその流れに向かって進んだ。
ギンガメの群れが現れた。かなりの数がガンガンこちらに向かってくる。
先にはサメの魚影も見えた。
流れに逆らってさらに先に進んだ。
数十匹磯マグロの群れが現れた、銀色の体と黒っぽい体の2匹づつ、どうやらカップルの様だった。
岩場につかまり、その姿を眺めていたが、握力も限界に近いものがあった。
とてもハードなダイビングであった。
やはりドリフトは流れに身を任せるもので"疲れなくて良い!"というイメージであるが、流れに向かっていく(逆ドリフト?)は久々に疲労感のあるダイビングでした。

ボン島
根にしがみ付くこと20分何も出てこない!
深度を上げていくと、サンゴ&トロピカル系の小魚の楽園、 所々コーラルはやられていた。
上がったらもう疲れてダウン。

帰りも大荒れのなか2時間程かかって夜7時半スミランNo.8の島に戻ってきた。
No.8の島影にはここで停泊すべき船が数10隻集まっていた。
何か凄い光景である、ここはどこ?と、思ってしまう。
この光景だけ見たらプーケットより100kmも離れた小島とは思えない程に感じられた。

停泊したものの、疲れているせいなのか余りビールも進まず、 と言うか飲む気にならなかった。
夕食を軽く取ると 部屋に戻りそのままベットに滑り込みダウンであった。
夕食
ポイント名 in out 潜水
時間
最大
深度
透明度 気温 水温 天候 備考
1本目 クリスマスポイント 08:08 08:38 30分 40.1m 30m 27℃ 28.4℃ 曇り
2本目 タチャイ島 13:40 14:05 25分 29m 15m 27℃ 28.2℃ 曇り
3本目 ボン島 16:26 17:12 46分 25.2m 20m 27℃ 28.4℃

*見られた魚達
アーチ ギンガメ ギンガメ
モンガラ モンガラ カメ
モンガラカワハギ、ニシキヤッコ、コーラレバタフライフィッシュ、イッテンチョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ、ムレハタタテ、タテジマキンチャクダイ、ホウセキキントキ、コクテンフグ、ミヤコテングハギ、ゴマアイゴ、ナガニザ、ヨスジフエダイ、アミメフエダイ、ギンガメアジ、ロウニンアジ、イソマグロ、ハリセンボン、ゴシキエビ、エビ、カニ、ダツの群れ、その他多数....


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