アジア一人旅 Part2 レポート {by:Kato}
2日目 バンコク到着

 バンコクに着いたのは、予定よりちょっと遅れて00:00ちょっと前。
僕には着いたらまず、最初にすることがあった。
自動の両替機(前回の時すごく驚いた)で、今までの旅行で少しづつ残っていたお金をタイバーツに変換できるのかのどうか、確認してみたかった。
この日の為にドル、リンギット、ルピア、ペソ、ウォンの余り金を持ってきていた。
前にウォンを入れたら、あっさりバーツが出てきたのを見て、他の紙幣もやってみたい衝動にかられた訳だ。
しかし今回、どういう訳かエラー表示がでて、うまくいかない。
なんと、前回OKだったウォンや米ドルさえ駄目だった。
やり方が悪いのか?といろいろやってみたが、あまりにピーピーとエラー音を鳴らしていて、 周りの人がジロジロと見ているような気がしてやめた。なんかガッカリ。
そのお金は持ち帰ることになる。
(余りに少しづつの額なのでエクスチェンジのカウンターへ持っていくのが恥ずかしい)

さて、入国はというと、あまりにもあっさりとパス。
ちなみに前回の時、説教された人はその場にいなかった。
入国後、1万円をバーツに換えてから、(3461B)水を買い(7B)、寝る場所を探し始める。
程良いベンチを見つけたのは、2:00頃。すぐに寝た。
ベンチだろうがどこだろうが、ぐっすり眠れるのは僕の特技らしい。
しかし、朝5時頃に目が覚めてしまい、もう眠れない。
それと言うのも、僕のとなりのベンチに、いつの間にか寝ていた人が、ものすごいイビキを奏でて いたからだ。これには閉口した。
さっさとそこを引き上げて、早朝のケンタッキーへ向かう。
コーヒーでも飲むかと思っていたのだが、つい、コンボセットを注文してしまう、情けない僕。
(女性に勧められた)朝からフライドチキンを食ってる奴なんていないよなあ、と周りを見渡すと、現地のサラリーマンの4人組といった感じの人と目があった。
気のせいか笑っている気がした。さっさと食べて店を出る。駄目だなあ。
もっと堂々としよう、旅行は楽しくなくちゃ。

空港を出て、駅に向かう。
ファランポーン駅まで、15B。あれ、料金が違う。
また、急行とか、エアコン付きとかいうんだろう、まあいい。
乗り込むとガラガラだった。
イスを見て、前回の悪夢が蘇ってきた。 おーこわ。
今回は絶対に気をつけよう。
そして、あっいう間にファランポーンに到着。→

駅を出て歩き出すと、周囲からトゥクトゥクのお声が掛かる。もちろん日本語もあり。
しかし、一切応じないで、K&Jトラベルのオフィスへ向かう。
入り口で見たことのある顔を発見。
(K&Jトラベルのスタッフ)
なんと、向こうから笑って中に招き入れてくれた。覚えていてくれた。
こんなうれしいことはない。
一通り挨拶を済ませ、まずは帰りの航空券だ。
一番安格なBG(バングラディッシュ)、あるいは前回同様AI(エア・インディア)でもいい。
とにかく、帰れなくては話にならない。
電話で確認をとってみたらOKの返事。
よかった、よかった。支払いはカード。
だが、よく見るとあやしい手数料が…。やっぱり、タイにおいてカード決算の場合には変な手数料が発生する。
「手数料が付くけどいいか?」と聞かれたので、別にだましてる訳ではないよう。
そういうのが当たり前になっているようだ。気をつけなくては…。
今後、タイでカード決算はやめよう。
さて、航空券を確保したところで本題に入る。
トレッキングツアーに参加したいのだが…と言うと、テキパキと予定表を作ってくれた。
2泊3日のトレッキングツアー代(その間の全食事代含む)、出発の都市チェンマイまでの往復バス(VIP)代、到着初日のホテル代(ゲストハウス)全て込みで3300B。
結構いい値段だが、僕はあっさりOK。
寝不足でちょっと疲れていて、考えるのがちょっと面倒臭くなっていた。
何も考えなくていい幸せ、うれしさを今回、初めて味わった気がした。
そして、一気に疲れが出た。
スタッフはしきりに「ソファーに寝ろ」と言う。
前回、ここでぐっくりと寝たのを覚えていたようだ。
ひねくれ者の僕は、そう言われて思う。
「初めから、こんなことでどうする?」体を奮い立たせようと、QPコーワゴールドを飲む。

そして、今日はバンコクの観光をすることに決めた。
例によってトゥクトゥクに頼らず、町を歩いた。
トゥクトゥクはハッキリ言って嫌いである。
しかし、2時間も歩くともう嫌になる。
カンカン照りの太陽は容赦ない。
寝不足の僕の体力をいとも簡単に消耗させた。
ショップに戻って、おいしい中華のお店は無いか?と質問。
これは、あるサイトでタイの中華はとても旨くて、安価だというのを読んだからである。
タイには中国系の人がとても多い。
なんと、ここのオーナーの奥さんも中国系の人だという。
で、話込んでいるうちに今から食事を作るから一緒に食べろと誘われた。
初めはお断りしたのだが、一緒に食卓を囲むことになった。
これがまた、めちゃくちゃ旨かった。
ちょっと辛いタケノコを使った炒め物、卵焼きのオムレツ?他、全3品とスチームライスをごちそうに なった。
信号で止まったトゥクトゥクにお花売りの少年が近づいてきた

その後、オーナーに「マッサージにいくんだけど、一緒に行くか?」と誘われ同行することに。
その店は、チャイナタウンの真ん中あたりのビルをエレベーターで上がった所にあった。
たぶん一人では怖くて、とても来れないだろうといった、暗い雰囲気のある店である。
初めに靴を脱ぎ、ロッカーに入れる、サンダルでイスに座ると女の人が、足を指の隅々まで洗ってくれた。
そして、部屋へ。
部屋で着替えて待つこと数分、さっきの女性がやってきた。
マッサージ開始。
片足に40分づつ、そして頭、顔まで丁寧にマッサージしてくれて実に気持ちいい。そして眠くなる。
ずいぶんと疲れが取れた気がした。料金は700B。
これでもちょっと、高い店らしい。
ちなみに、後で聞いた話だが、女性が若くて綺麗な人になるほど、高くてヘタクソという傾向にあるらしい。
その後、K&Jに戻り、例によってケンタッキーのコンボセットのテイクアウトを持ってバスに乗り込んだ。
(夜食、付いてくる食事がまずいから)
長い一日だった。すぐに眠りに着く。


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