朝、起きると象が水浴びをしていた。なかなか、不思議な光景だ。 ちょっと散歩に行こうかなと思ったら、途中から同行した、現地の女の子アントがいた。 現地の男の子と一緒にツアーに同行していて、どうやら昨日の夜のイベント係らしい。 キャンプを少しでも、もりあげようとツアー会社に頼まれて同行するんだろう。 男の子はギターを持参していて、歌がうまく、夜がなかなかドラマチックだった。 散歩を中止して、アントとちょっと世間話をした。 |
簡単な朝食の後、バンブーラフティングで川を下る。
バンガローともお別れである。
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揺れる吊り橋を渡り、次は、車で鉄道の駅まで行き、昼食。 女性達に飲み物をおごってあげた。ちょっといい気分。 そして、列車に乗り込む。 観光用らしく、外国人(タイ人じゃない)が目立つ。物売りの人がやってきた。 すると、今度は逆に女性達がビールをおごってくれた。これが旅のいい所かも。 景色もすごくいいし。いつか乗ったあの列車とは大違い。 最終的に列車は昨日行った観光スポット、クワイ川鉄橋を渡り、駅に到着。 ふたたび、車に。これでほぼ全日程終了。
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しばらくして雨がやんだ。すがすがしい。
外を見ると大きな虹が架かっていた。
虹を見るのなんて、いつ以来だろう。
ふと、その向こうを見るともう一つ虹がある。
凄い…二重に虹があるなんて初めて見た。
さて、何だかんだで、バンコクのカオサン通りに到着したのは、6時頃だったろうか。
ちょっと薄暗い。韓国の女の子達と笑顔でお別れ。ホテルに戻る。
帰ったらまた、連絡くれよとKENに言われたのを思い出した。
取りあえずシャワーを浴びてから、K&Jトラベルへ。
しかし、KENはいなかった。
しかたなく、オフィスで飲み始めたスタッフに混ざり、僕も飲むことに。
後で考えればこれが、トラブルの原因だった…。
K&Jトラベルのスタッフは家族ぐるみで総勢10人くらい。(もっといるかも…)
しばらく飲んでいると食事が運ばれてきた。
豚肉の骨ごとぶつ切りにした肉を煮込んだものらしい、だけど、どこの部分だか分からない、皮もついている。出されて食わない訳にはいかないと食べるが、これがめちゃくちゃ辛い。
僕は辛いのが好きな方。みんながおかしいんじゃないかと言うくらいに好きなはず。
その僕が参ってしまうくらい辛かった。
みんなウィスキーを飲んでいた。辛いせいで僕も酒が進む。
あっという間に一本飲み干すと、ミスターTがお金を出し、下っ端に買いに行かせた。
ミスターTは結構、偉いらしい。
そう言えば、英語がちゃんと話せるのは彼だけじゃないだろうか?
さて、二本目が終わりそうになったので、僕が外にウィスキーを買いに行ってきた。 200Bくらいだったと思う。みんなすごく喜んでくれた。 酔っぱらったのか、ビッグママが僕にまとわり付くようになった。 かなり酔っている様子。 何を言っているのかよく分からないが、「アイラブユー」を連発している。気に入られたようだ。 みんな真っ赤だ。一目で酔っぱらっているのが分かる。
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…………さて実は、これで終わりではない。
ホテルに帰ると僕のキーで僕の部屋が開かない。
ホテルの人に来てもらった。だけどなぜか、ガチャガチャやったら開いた。
開けるのにコツがいるようだ。
12階立てのホテルの割にボロだなあ。「サワディ・クラッ」と言って部屋に入ろうとするとマッサージはいかがですか?と言っている。もう10時だよ、何言ってんのと思ったが、今日は疲れたし、しつこいのでオーケーした。350B。
ちょっとすると女の子がやってきた。かわいいと言うより美人で、線が細い子だ。
こんな子があんな力が出せるんだと感心した。が…しかし、その予想は完全に裏切られ、マッサージは今まで僕が体験したものとは全く異質のものだった。
まあ、説明するならば、脚のマッサージが足首から上の方へ。
一番上まで来たときに男性の「ナニ」にチョンと触っていった。
初めは偶然だと思ったが、どうやらわざとらしい。このマッサージを延々と繰り返す。
これできっと僕がガマンできなくなったら、どうにかなるのだろう。
きっとこの女の人もそれを期待しているのに違いない。
なんか、ちょっと嫌になった。
あまりにも同じ事を繰り返すので、これだけなのかと聞いてしまった。
顔色がちょっと変わった彼女はうつ伏せになれという。
背中をさするようにモミ始めたが、僕の脚を彼女の素脚で挟んでやはり上に行ったり、下に行ったり。くうー、ちょっとぐらつくぜ。
しかーし、僕はこういうのに強いらしい。1時間半くらいずっと同じ事を繰り返していた彼女も
ついにあきらめて帰っていった。
別に信じなくてもいいけど、これはホント。実に長い一日だった。