ファランポーン駅に到着したのは1時間遅れの8：00頃。
僕はやっとあいた席にすわり、ボォーと外を眺めていた。
実に長い夜だった。僕は、旅行代理店K&J TRAVELに朝一番に向かった。
まさか、航空券が取れてないとか言うんじゃないだろうなー。
僕は、ドキドキしながら、店に入る。
店のおやじが（名前を知らない）航空券を探し始めたときはもう、心臓が爆発するかと思うくらいになっていた。
航空券を取り出した時のうれしさと言ったら、もう言葉もない。
一気に疲れが出た。
僕は大胆にもすごく疲れた旨を伝えて、店の椅子で寝に入った。
もう、何もできない。
もうかしたら、風邪でもひいたかなくらいのだるさだった。
それでも3時間程寝ると、僕は元気を取り戻し、荷物を預かってもらい、町に繰り出す。
おみやげでもあさろう、そう思っていた。
CENTRALデパート、スーパーマーケットTOPSなどを散策。
もう、充分だと思った時、まだ2時だった。
僕はタイで生活して、時間の使い方がヘタクソになったなとつくづく感じた。
もっといい過ごし方があるだろうに…。
旅行代理店に戻ると、そこで働いているらしい、中国系の女性Chetiya Narentrankoon さんと意気投合。
ちょっと美人さんだったからか、話がはずみ、更にドイツ人の男性2人も加わり、もうペチャクチャ何でもかんでも会話した。
で、最後の3時間をそこで過ごした。
なかなかいい英会話の勉強になったと思う。
さて、ついに帰る時がきた、ファランポーンからドン・ムアンまで21B。
5Bでなかったのは、エアコン付だからだ。
でも、ちょっと早めにホームにいたらチケットを見てこれだと言われ、乗ったらエアコン付でなかった。
結局、来たときと同じ列車。
なさけない。 最後まで失敗をしてしまった。
毎日1回くらいは失敗をしてしまうらしい…。
空港に着き、出国までにバーガーキングで夕食。 セット79B。
さすがに、現地料理はアキアキしていた。
バンコク発0：40のエア・インディア、成田行なので日本人も集まってきた。
…にしても、なんか厳重な身体検査。
乗り込むまでに4回も検査を受けたのは、初めて。
しかも、持ち込み荷物は全員、全て開けられ、全部チェックを受けていた。
悲しいのは、スーパーマーケットでリポビタンDのような現地のドリンクをめずらしいからと、大量に買ってしまい、バッグに入れていたことで、それをダァーンと出された時はすごく恥ずかしかったなぁ。
後で日本に帰って来てから分かったことは、エア・インディアでハイジャックがあったという、なるほどな、という感があった。