アジア一人旅 レポート {by:Kato}
7.7日目 クラビへ

朝起きて、すぐにシャワーを浴びて、チェックアウト。
カウンターでチェックアウトがうまく通じない。
まだまだだめだな、「チェッカウ」これがちゃんとした話し方。
さて、8:00出航の予定だが、安心できないので早めに行くことにする。
セブンイレブンによってバンコクのカップラーメン12Bにお湯を入れて、それを持ちながらフェリー乗り場まで歩く。
フェリーがまだ到着していないことを確認して、公園でカップラーメンをすする。
スープがトムヤンクンの親戚、イトコとかハトコとかそんなような味だった。うまい。
(結構、嫌いな人多いかも)フランクフルト22Bもなかなかうまかった。
フェリーの出発は7:50、何で予定より早く出航しちゃうんだろう、いつも思う。
1時間半程で見覚えのある、フェリー乗り場に到着。
そこで待つこと1時間、スーラーターニー行きのバスに乗り込む。
スーラーターニーに着くまでの間にドライブインのような所に30分程寄った。
アメリカ人らしい女性がなんで止まるの?とバス運転手に喰ってかかった。
時間がかかり過ぎてイライラしてる様子。
そうでしょうそうでしょう、僕は心の中でつぶやいた。
食事休憩だと運転手は答えた。
そのアメリカ人女性は怒って結局、バスから降りることはなかった。
その彼氏らしい男が機嫌直しにと、アイスクリームだのジュースだの買ってきて、なだめているのが印象的だった。
スーラーターニーに到着するとバスの乗り換えである。
クラビ行きのバスは例によってかなり遅れて到着。
ところで、このバス停留所でクラビのホテルの予約を受け付けていた。
僕はこのまま行くとピピ島に到着するのは夕方5時、というのが気になっていた。
そこで、ピピまでの船券は明日使えると聞いて、クラビに1日滞在、年明けはクラビですることに決めた。
さて、バスがクラビに着いたのは2時頃。
ところが、予約した200Bのホテルは、そこから更に1時間程トラックに揺られて(他の客は荷台に乗っていたが僕は強引にサイドシートに座った)たどり着いた海岸で、更にタイ風の小型ボート(長い軸についたペラが特徴)に乗り換え海を渡り、無人島のような所にあるバンガローだった。
200Bしか払っていないのに、ずいぶん遠くまで乗せて行くなあと思った。
移動はそんなにきつく感じなかった。
なぜか、それは凄いダイナミックな岩肌のある豪快な景色が続いた為。
ここも本当にタイなのかぁとしみじみ思った。
バンガローに到着すると、それはそれは山奥の丸太小屋という感じのホテル、いや、だからバンガローか…、に圧倒されてしまった。
何もない、電気も夜5時からしか使えない。
蚊よけのカヤがベッドの上から吊してある。
壁の隙間から外が眺められる。
(壁と言うのだろうか、木の破片)僕はすぐに水着に着替えて海に出てみた。
天国かとも思えるような、絶景の海がそこにはあった。
これには感動。1日しか滞在しないのはもったいないではないのか。
ビール50Bを持ち出し、海で3時間程のんびりした。
沈む夕日がまたよかった。
何で一人なんだろう、誰かと一緒ならもっといいのに…。
そして、夕食。
大晦日なんだからと気張って、スチームしたクラブ(小さいカニ)、ヌードル、ビール(大)、その後にフライドした豚肉、スチームライスとウイスキー(ボトル)とホテルの人もビックリするくらいの量を食べて、夜を過ごした。全部で500B。
テレビではタイタニックが大音量で流れていた。
僕は10時頃には酔っぱらい過ぎて眠くなり、バンガローに帰って寝てしまった。
これで、終わりではない。
もの凄い花火の音で目を覚ました僕は、丁度年越しをした時刻だと分かって、外に出た。
外国人らしい(タイ人でない)人たちが全員でもう何でもありの花火大会を繰り広げていた。
海の向こうでは大きな花火が打ち上がり、思わず感動して、涙した。
外国人たちのドンチャン騒ぎは朝まで続いた。


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