三本槍岳<那須塩原市>

熊見曽根付近から見た三本槍岳
三本槍岳

茶臼岳付近から見た三本槍岳
三本槍岳

ルートマップ
三本槍岳 map

三本槍岳(さんぼんやりだけ)
栃木県那須塩原市と福島県境に位置する那須連山最高峰(1916.9m)の山である。

三本槍岳はその昔会津藩、那須藩、黒羽藩の三藩が山頂に槍を建てて境界を
確認した事から、この名前が付いたらしい。

 

 

今回は、

峠茶屋P〜朝日岳〜三本槍岳〜朝日岳〜茶臼岳〜峠茶屋Pのルートです。
 

 

 

峠の茶屋パーキング    三本槍岳へは、
東北道那須ICを下りて県道17号線を北に進み、
那須ロープーウェィの乗り場を過ぎ
終点の峠の茶屋パーキングに駐車した。
場所はこの辺りです。

まだ朝の6時前だったが、大きな駐車場には
既に30台程の車が止まっていた。

太陽    天気予報では、
9時以降ずっと雨マークであったが、
薄らと太陽が出ていた。

止めるか進むかの葛藤もあったが、
まずは峰の茶屋後まで進み
そこから再検討しよう〜〜
となった。

 

 

 

準備をすると 5時51分スタートした。

駐車場奥に登山口の看板があった。
登山口 トイレは無い!
長丁場になりそうな今回、この先トイレが無いのはちょっと不安・・・

 

 

 

登山指導所    階段を上り数分で
登山指導所の小屋に到着した。

ここで初めて?久し振り??
登山者カードに記入してポストに
投函した。

 

 

登山指導所直ぐ先に登山口はあった。
鳥居をくぐり、小さな橋を渡るとセンサーがあり入山者をカウントしている様だ。
登山口 登山口
 

 

遠くには雄大な茶臼岳

  

登山口より10分も進むと、
高い木々は無くなり、
遠くには雄大な茶臼岳が
見えてきた。
遠くには雄大な茶臼岳

  

更に10分弱進むと
写真真ん中よりやや右側には
これから行く
峰の茶屋跡(避難小屋)が見えた。

この風景は今風に言うと
「ワイルドだろぉ〜 ビックだぜぇ〜!」

登山道にはまだ雪

  

登山道にはまだ雪が残っていた。

何かこの時期に雪が見れるって
ちょっと嬉しい〜感じ・・・。

峰の茶屋跡(避難小屋)    駐車場を出発してから
44分後の6時35分
峰の茶屋跡(避難小屋)に到着した。

 

 

峰の茶屋跡付近からの眺め
北方面(遠くには朝日岳が見える)   南方面(茶臼岳が見える)
北方面(遠くには朝日岳が見える)   
南方面(茶臼岳が見える)
東方面(歩って来た登山道が見える)   北西方面
東方面(歩って来た登山道が見える)   
北西方面
 

 

 

さてここから先、左方向の茶臼岳に登るか?
右方向の朝日岳に進むか迷ったが、天気も今の所大丈夫そう〜?
と思え、当初の予定通り朝日岳方面に進む事にした。

 

 

看板

  

6時39分
峰の茶屋跡をスタートして直ぐに
この看板を見て少々ビビッた!

この先 落石や転石・・・
6月上旬まて雪渓での滑落・・・

雪渓

  

看板の2分後にはこれが雪渓?

先ほどは残雪を見て嬉しくなったが・・・
ここを進むのかと思うと
ビビリまくり〜
1歩間違えたら数十メーター
谷底に滑り落ちる事になる〜
命は無さそう〜 怖わっ〜〜!!

剣が峰

  

峰の茶屋跡から10分程で
剣が峰のふもとまで来た。

この頂上まで登っちゃう人って
きっと居るんだろうなぁ〜?
怖わっ〜〜!

剣が峰からの登山道    剣が峰からの登山道
 

 

登山道はくさり場の道になった。
くさり場 くさり場
先ほどの雪渓から思えば、何て事ない〜〜  

 

 

峰の茶屋跡から34分後の7時13分 朝日岳の肩 に到着した。
朝日岳の肩 朝日岳の肩
 

 

 

朝日岳の肩から朝日岳を望む。
朝日岳の肩から朝日岳を望む
 

 

 

朝日岳の肩からの登山道 朝日岳の肩からの登山道

ゴロゴロとした岩場を
進んだ。

朝日岳 山頂(1896m) 7時25分
朝日岳 山頂(1896m)に到着した。

朝日岳の肩から10分と
思った以上に早い時間であった。

 

 

山頂からの眺め 南方向
山頂からの眺め
雄大な茶臼岳と、歩って来た道がはっきり見えた。

山頂からの眺め 北方向
山頂からの眺め
写真真ん中の辺りが、朝日岳の肩である。
そこから尾根沿いに右手に進んだ高い場所が熊見曽根
そして、そこから左手に進むと三本槍岳である。  

 

 

 

さて、7時29分 下山開始した。
朝日岳の肩には6分程で降りてしまった。
朝日岳の肩 朝日岳の肩
ここでは、女子大生風の若い子5人が休憩中であった。
山ガールって言葉がある位だから、若い子の間では幾らか流行りなのかな〜?

 

熊見曽根 天気はまだ大丈夫そう〜?
って事で、先に進んだ。

尾根を進み 熊見曽根を目指した。

 

 

朝日岳の肩より7分程で、熊見曽根に到着した。

尾根の下の方を歩きながら、何処からともなく聞こえる
元気な声は、東京から1泊で来ていた女子大生のグループだった。
女子大生のグループ
辛そうな顔つきの人は1人も無く、皆笑顔で元気!
「箸が落ちててもおかしい年頃」って言うのかなぁ〜
若いって いいなぁ〜 って思ってしまった・・・

 

 

次のピーク点)
  
軽く会話を交わすと、
直ぐ次のピーク点に向け
歩き出した。
ピーク点    6分程でピーク点に到着した。
この場所の名前は・・・?

←熊見曽根 0.3km
清水平0.4km →

 

 

ピーク点からの眺め

正面にはこれから行く三本槍岳
三本槍岳

目線を下に下げると、清水平が見えた。
清水平

 

 

 

アクシデント発生    ピーク点から清水平に下りる
下りの木段でアクシデント発生!

靴底がポロリとハゲ落ちてしまった。

テーピングをグルグル巻きにして
登山続行〜!でした。

 

 

 

熊見曽根より22分程て、清水平に到着した。

清水平から見た三本槍岳
清水平から見た三本槍岳  

 

 

清水平からの登山道    清水平からの登山道は、
低木の間を進むのだが、
長い月日?のうちには雨水とかも流れ?
道はどんどん下がって行ったのかな??

トンネルに近い感覚で、モグラさんの様?

北温泉分岐    清水平より10分程で
北温泉分岐に到着した。
北温泉分岐からの登山道    北温泉分岐からの登山道

こちらの方が、小石がすかれており、
幾らか歩きやすい〜
と思ったが、最初のうちだけだった様な〜

ミネザクラ?    登山道の途中には
ミネザクラ?

まだ2〜3部咲きって感じかな?

 

 

 

熊見曽根から約1時間後の8時43分 三本槍岳 山頂(1917m)に到着した。
三本槍岳 山頂(1917m) 三本槍岳 山頂(1917m)
山頂には、こんなに人が居たの?って思える程の人々(4〜50人)が、
食事やビールを飲んで楽しんでいた。

 

 

山頂からの眺め
山頂からの眺め 山頂からの眺め
先程までの晴天から、急に雲がかかり始め真白となり
イマイチの眺望であった。

 

 

多くの人が下山準備中    山頂では着替えをして
朝食は〜どうしょう〜

雲行きが怪しいため、
早々と下山する事にした。

多くの人が下山準備をする中、
8時59分 先に下山開始した。

北温泉分岐    三本槍岳より21分で
北温泉分岐に到着した。
清水平    清水平

遠くに 朝日岳が見える。

雪で覆われたままの池    雪で覆われたままの池
の尾根道    清水平からピーク点に上る木段

この辺りから疲れが出て来て、
足が上がらなくなってきた〜

 

 

 

三本槍岳から約1時間後の10時00分
熊見曽根に到着した。

朝日岳と茶臼岳
朝日岳と茶臼岳
写真は熊見曽根の1つ手前のピークでしたね・・・
 

 

 

 
朝日岳の肩    10時07分
朝日岳の肩に到着。

足は重く、持病の腰痛も痛み始め
ベンチで暫く休憩をとった。

 

20分近くの休憩だったが、疲れは取れないまま先に進んだ。

 

 

剣が峰    剣が峰
 

剣が峰付近から見た朝日岳
剣が峰付近から見た朝日岳

 

 

朝日岳の肩より30分後の10時56分 峠の茶屋跡に
何とか到着した。
峠の茶屋跡
多くの登山客が楽しんでいる中
私は既に疲労困ぱい、ベンチに寝転がってしまった・・・

 

 

茶臼岳への登山道    天気もやや回復し晴れ間が見えた。

ここまで来たのだから〜
最後の気力で茶臼岳に向かう事にした。

11時08分
茶臼岳に向け登山再開!

茶臼岳への登山道    茶臼岳への登山道

緩やかなのに辛い〜

牛ヶ首分岐    牛ヶ首分岐

なお、辛い〜〜!

 

 

茶臼岳への登山道   
振り返ると峠の茶屋跡が小さく見える。
茶臼岳への登山道   峠の茶屋跡が小さく見える
 

 

茶臼岳への登山道    茶臼岳への登山道

大きな岩が増えてきた。

更に辛い〜〜〜・・・

 

 

やっとの思いで、山頂のお釜回りの分岐に到着〜
お釜のふちを左回りに進んだ。

那須岳のお釜付近からの眺め
お釜付近からの眺めお釜付近からの眺め

 

 

登山客が下って来た    山頂からは、
次々と登山客が下って来た。
 

 

峠の茶屋跡から48分後の11時56分 茶臼岳 山頂(1915m)に到着した。
茶臼岳 山頂(1915m)茶臼岳 山頂(1915m)

 

 

山頂からの眺め (南月山方面かな?)
山頂からの眺め

 

辛さと それに便意をもようし、風景を楽しむ余裕もなく・・・
 

11時59分
茶臼岳山頂からロープウェィ山頂駅に向け下山開始した。

下山途中の景色
下山途中の景色下山途中の景色

 

 

那須ロープウェイ山頂駅    茶臼岳山頂から38分後の
12時37分
那須ロープウェイ山頂駅に
到着した。

早速トイレへ・・
洋便器に腰を降ろしたら
立つのが嫌になる位快適だった・・・

那須ロープウェイ山麓駅    那須ロープウェイ山麓駅
登山道?    ロープウェイ乗り場からの登山道?

スタート地点の駐車場まで
400mであったが・・・

おじいちゃん・おばあちゃん    前を歩く腰の曲がった
おじいちゃん・おばあちゃんの
歩く早さに付いて行けず、
どんどん距離は離れて行った・・
峠の茶屋パーキング    13時14分
スタート地点の峠の茶屋パーキングに
到着・終了した。
 

 

 

 

  ☆☆ トレッキングデータ ☆☆    2012.6.3(日)曇り時々晴れ 風時々 9〜12度位
出発地名   出発時間   到着時間   到着地   時間   距離
峠の茶屋パーキング   
05:51   
05:54   
登山指導所   
3分   
0.1km?
登山指導所   
05:54   
06:35   
峰の茶屋跡   
39分   
1.4km?
峰の茶屋跡   
06:39   
06:48   
剣が峰   
9分   
剣が峰   
06:48   
07:13   
朝日岳の肩   
25分   
1.0km
朝日岳の肩   
07:15   
07:25   
朝日岳 山頂   
10分   
0.25km?
朝日岳 山頂   
07:29   
07:35   
朝日岳の肩   
6分   
0.25km?
朝日岳の肩   
07:35   
07:44   
熊見曽根   
7分   
0.3km?
熊見曽根   
07:45   
08:07   
清水平   
22分   
0.7km
清水平   
08:07   
08:17   
北温泉分岐   
10分   
1.0km?
北温泉分岐   
08:17   
08:43   
三本槍岳 山頂   
26分   
0.9km
三本槍岳 山頂   
08:59   
09:20   
北温泉分岐   
21分   
0.9km
北温泉分岐   
09:20   
09:28   
清水平   
8分   
清水平   
09:28   
10:00   
熊見曽根   
32分   
0.7km
熊見曽根   
10:00   
10:07   
朝日岳の肩   
24分   
0.3km?
朝日岳の肩   
10:26   
10:56   
峰の茶屋跡   
30分   
1.0km
峰の茶屋跡   
11:08   
11:11   
牛ヶ首分岐   
3分   
0.1km?
牛ヶ首分岐   
11:11   
11:56   
茶臼岳 山頂   
45分   
1.0km?
茶臼岳 山頂   
11:59   
12:37   
ロープウェイ山頂駅   
38分   
0.9km?
ロープウェイ山頂駅   
12:48   
12:53   
ロープウェイ山麓駅   
--(5分)   
--(0.8km)
ロープウェイ山麓駅   
12:56   
13:14   
峠の茶屋パーキング   
18分   
0.4km
  
  
  
  
376分   
11.2q?
 

 

登山データ
データ

  データ
                 ロープーウェィに乗車中ですね↑

 

 

☆感想☆

木々の無い(少ない)山に登ったのは
10数年前の富士山以来だろうか〜?
山頂付近は見えるのに、中々到達しない・・・
富士山に登った時と同じ様な感覚を覚えた。

広大な?広い?ビックな?ワイルドな?
この大地と自然は
どんな形容詞を付けて表現すれば伝わるだろうか〜  

 

 

<<体力>>

三本槍岳からの折り返し、熊見曽根辺りから、足が動かなくなった。
朝日岳の肩着いた頃には、持病?の腰痛も痛み出し、
峰の茶屋跡に着いた時は、既に体力の限界を超えていたと思う。

ここで下山すれば、楽しい〜〜だけの登山で終えられたのだと思うが、
体力の限界とは別に、折角ここまで来たのだから〜
と言う欲が茶臼岳へ足を向けた。

もうヘトヘトで、息は切れ足は上がらず、
30歩も歩くと止まる感じで、上を目指した。
何とか茶臼岳 山頂へ辿り着く事が出来たが、
ここからロープーウェィ山頂駅までの下山は
更にきつく、足を引きづりながら、
何度も転びかけそうになった。

ロープーウェィに乗車してから下るまでの僅か5分間
立って居る事自体が、しんどかった。

山麓駅から駐車場までの400mの階段では、
腰の曲がったおじいちゃん・おばあちゃんの
歩く早さに付いて行けず、悲しさを覚えた・・・

 

 

<<環境>>

約11km 6時間以上歩き周った今回であったが、
今振り返ってみると
タバコの吸いガラやゴミ1つ目にする事は無かった。

ここを訪れる登山客のマナーや管理する人々の
素晴らしさを感じた。

 

 

日本百名山の1つに数えられる今回の山であるが、
その内容は充分に値すると納得する事が出来た。

漠然とではあるが、
そこに登る辛さよりも感動を残してくれる
それが日本百名山なのであれば、
他の百名山にもチャレンジしてみたい気がした。

そんな事を思えた今回の山であった。  

 

 

☆参加者☆
Jimmy Tom
Jimmy
Tom
 

 

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2012.6.8 完成・掲載