（石尊山〜深高山〜仙人ヶ岳）
Vermilion登山部第3回例会
そもそもここが間違えの始まりだった。
また山道を登る気にならず、尾根とほぼ平行に伸びる舗装路を暫く歩いた。一台の車が先の方で止まりおじさんに道を聞いた。また舗装路横の登山道を走るMTBのお兄さんにも道を教えて頂いた。このお兄さん我々と同じルートをMTBで来たというのだから、物凄い強靭な体力の持ち主である・・・。
☆感想☆
石尊山〜深高山は看板？も幾らか有ったが、
「Vermilion的 富士登山への道」はこれからも続く・・・
☆☆ ハイキングデータ ☆☆ 2002.03.10(日)晴れ
今回は"仙人ヶ岳（石尊山〜深高山〜仙人ヶ岳）"である。
ここが石尊不動尊登山口です。
5〜6台置ける駐車場にトイレ、
水道がありました。
予定より20分遅れの8時20分に出発した。
登山口のすぐ上に石尊不動尊があった。
ここでお参りをしました。
登山口より杉林の岩砂利道を登ると女人禁制の大きな石碑が建っていました。
我々の中には女性が居ますが、勿論石碑は気にせず登った。
ここからの登山道は石尊神社まで30分ひたすら岩場で、結構きっかったです。
石尊不動尊から石尊神社？までは丁目の石碑が置かれていて、それを楽しみながら登った。
確か最終は28丁目だったかな。
ここが石尊神社です。
神社前は開けていて、富士山、アルプスの山々、浅間山等が見えた。
皆、真白な雪を被っていてとてもきれいだった。
石尊神社からほんの少し歩いたら、
山頂だぁー！！
と喜んでいたら、山頂でなく見晴台だった。
ここには温度計が置かれていた。
13℃であった。
当日は風も無く暖かく、午後には18℃位になった。
こちらが石尊山（486.4m）山頂。
2等三角点（赤いフリースを着た亀ちゃんが腰掛けていて見えない）があった。
石尊山から緩やかアップダウンの繰り返しで疲れる事も無く、気持ち良く尾根を歩った。
そして深高山（506m）山頂に到着。
ここも南が開けていて展望は良いが、先程の富士山は見えなかった。
深高山からは、黄色と黒の工事用のロープが張られた急坂が続いた。
そして暫く下ると４差路にに出た。
写真上の標識だけを見るとＴ字路の様だが、実際は粟谷町方向の左手にも道（直進）があった。
写真下の看板？がこの標識の直ぐ隣にあった。我々の向かう仙人ヶ岳はどこ？
せめてこの説明に仙人ヶ岳の文字を入れて欲しかった。
正しくは写真左手（猪子トンネル方面）に行けば良い。
我々は考えた挙句４差路を直進し三角点（486.4m）に着いた。ここが猪子峠だと思いさらに先へ進んだ。ここから先かなり下って行き、舗装路に出たが、舗装路反対側には登山道らしきものがあった。
この辺から、何か変だなぁ〜と思いつつもさらに先へと進んだ。
アップダウンを繰り返し、途中幾つかの分岐点があったが標識は無く真直ぐ進んだ。
やっぱり変だ！と、ガイドブックを広げ直し、やはり間違えに気づいたが、ガイドブックには道路など載ってなく実際どの辺りに居るかは推測でしかなかった。ここ標高は約310m三角点より180m近くも下りてしまったという事は判ったが・・引き返し舗装路に出た。
MTBお兄さんの言うとおり進むと、出てきました"仙人ヶ岳"の文字が・・
ここは猪子峠なのだろうか・・・？
ほっとしたものの時間は既に12時14分、この先行って大丈夫であろうかと別の不安も少しだけ過ぎった。
杉林をひたすら登り少し開けて来た場所で昼食を取った。
昼食後再び歩き始めたが、食い過ぎたのか、急な登山道はきつかった。
(写真)を上がり切った所が猪子峠？なのかなぁ〜？
この後は、尾根を歩き幾つかの頂にたどり着くも標識等は無く、どの辺まで来たのか判らず先へ進んだ。
さて時間は2時となり、もうとっくに通り過ぎてしまったと思われた"犬帰りの鎖場"に着いた。
7〜8m程の垂直に近い岩場に鎖がぶら下がっていた。流石に途中で拾った杖代わりの木の枝を持って上がれそうもなくここで捨てた。
岩場の上では中年のオバサン達が休憩していた。"こんな岩場たいした事無いわよ!"って笑顔で言われて・・・負けそう！と言うか全然元気なオバサン達に敵わない！！
犬帰りより40分程歩いて到着した宗の岳山頂です。
ここからの景色はご覧のとおりです。
左の方に見えるのが松田ダムです。
この右手の山から尾根沿いにここまで来ました。
尾根沿いを歩いきながら、ダムの南から北側まで変化していく景色はとてもきれいでした。
ここがくまの分岐です。
写真でも判るかな？
直進すると仙人ヶ岳まで20分です。
左は生不動尊・岩切方面です。
やっと着きました！ここが仙人ヶ岳です。
実は昼食前位から右足がつってしまい、それでも何と騙しながらの到着でした。
出発から7時間以上もかかりました。
山頂は広場になってますが、歩くと埃が立つし直に座るとズボンは埃だらけになる。
ここで休まれる方は、レジャーシートがあると便利です。
仙人ヶ岳で20分程の休憩をして下山開始でした。
先程の"くまの分岐"まで行き、そこから生不動方面に下りた。
下り始めは少し急でロープが張られている所もあった。
その後沢沿いの道となった。
登山道沿いに幾つか見られたこの穴(写真)は何？まさか熊の穴？
沢には最初水は無かったが、下るにしたがって徐々に水は増えていった。
水の流れる音が耳に心地よかった。
ここが生不動尊です。
正式には岩切生満不動尊と言うらしい
ここまで来ると沢の水も結構流れていました。
水はとてもきれいで冷たい。
美味しかったです。
生不動尊から再び沢沿いを20分程下った。
登山道から、開けた砂利道に変わった。
暫く歩くと麓は山桜？が満開であった。
(ホタルの里付近)
ここは生不動尊登山口です。
右手の舗装路は県道名草坂西線です。
ここから朝車を止めた石尊不動尊駐車場までは、この舗装路約4qを歩った。
石尊不動尊に着いたのは18時20分、ちょうど10時間の道のりでした。
計画当初は、石尊山〜深高山の往復の予定であったが、
同じ道を通ると言うのは余り面白くなく、かと言って片道のみでは、
距離的にも時間的にも物足らないと思えた。
そしてガイドブック等を参考にし、仙人ヶ岳を付け加える事とした。
２コース分を１日で歩くのだから、かなりハードになるだろうとは思っていた。
ただ今回まさかコースを間違えるなんて思っても無く、
結果２時間程余計に歩く羽目になった。
また足の不調もあって、とにかく疲れました。
まだまだですね・・・
猪子峠〜仙人ヶ岳は尾根ずたいに歩き山頂に至っても余り看板等は無く、
"ここは何処？名前は無いのかなぁ〜"と思いつつ先へ進んだ。
所々木々に布切れやビニールテープでマーキングしてあったり、
直接木肌にマジックで書いてあったりしたので、
お陰で仙人ヶ岳まで行けたのだけれど・・・
ガイドブックには、ルートファインディング（正しいルートを見つけ出す技術）
を身につけ、自然を汚さない…みたいなことが書いてあるが、
このマーキング等は良いのかねぇ〜
こんな事しなくても、しつかり看板？標識？を取り付けてくれれば良いのになぁ〜
ここは、足利市観光協会もパンフレットを作ってたりしてるのだから、
せめて山の頂位看板が欲しいなぁと思った。
出発地名
出発時間
到着時間
時間
距離
到着地
(昼飯)
(昼飯)