皇海山(日光市)

皇海山

ルートマップ
皇海山 map

皇海山(すかいさん)
日光市と群馬県沼田市の境にに位置する、標高2144mの山である。

以下、沼田市HPより
平安から鎌倉時代、日光を中心に庚申山、鋸山、皇海山など足尾山塊の山々は、
勝道上人の弟子たちによって開山され、山岳仏教の修行地となっていったと伝えられる。

江戸時代、庚申山の奥の院として、鋸山と合わせて信仰登山が盛んになってきた。
明治26年には、東京の庚申講中によって、皇海山項東方に青銅の剣が奉納され、
現在も立派に残っている。
故深田久弥氏の登山記によると、皇海山は遠くから眺めた形から推して、
昔は笄山(こうがい山)と呼ばれていたが、そのコウガイが皇開と宛字され、
やがて皇海となり、皇はスメラとも読むところから皇海はスカイと呼ばれるように
なったと伝えられる。

皇海山は、
故深田久弥氏の日本百名山の一座として、登山者から注目を集めるようになった。
近年、群馬県利根村追貝の奥から栗原川林道が開放され、
皇海山、鋸山への登山は時間が半分に短縮され、登りやすくなった。

 

 

今回は、

登山口〜不動沢のコル〜 皇海山 〜不動沢のコル〜鋸山〜不動沢のコル〜登山口
のルートです。
 

 

皇海山へは沼田市内より国道120号線を北に進み、吹割の滝付近から、
この山への名物の1つ? 栗原川林道に入る。

栗原川林道 手掘りのトンネル

皇海山登山口までは、18km?までの道のり〜
途中舗装路も少しだけあったが、その殆どが砂利道であり、
約1時間の道のりにダートに不慣れな都会人には
登山口に到着するまでに疲れてしまう気持ちもわかった。

この道は土砂崩れ等の通行止めも多く、
沼田市HPの情報が参考になった。

 

 

朝7時前に"皇海山登山口" に到着した。
場所はこの辺りです。

既に駐車場は満車に近い状態でした。
駐車場は満車に近い状態
我々は橋を渡った先の駐車場を利用しました。
 

 

こちらは、トイレ兼登山者カードを書く事務室?
トイレ兼登山者カードを書く事務室? トイレ兼登山者カードを書く事務室?

 

 

 

準備をすると7時5分、スタートした。

登山口 登山口

 

スタートして直ぐの登山道    スタートして直ぐの登山道は
通行止めの林道を進んだ。
林道から林の中へ    5分程で、
林道から林の中へ

広葉樹の林は
セミの鳴き声が
うるさいほど賑やかぁ〜

 

 

スタートより15分程で0.7kmの所まで来た。
15分程で0.7km   この辺りの登山道
  
この辺りの登山道

沢を渡って登山道を進んだ。    沢を渡って登山道を進んだ。
 

 

スタートより32分程で1.2kmの所まで来た。
32分程で1.2km   沢の横の登山道
32分程で1.2km   
沢の横の登山道
 

笹原の登山道    笹原の登山道
中間地点の1.8km    スタートより55分後の8時
中間地点の1.8kmまで来た。

この時は
楽勝〜!あと1時間で山頂だぁ〜!
と思えたが・・・

 

 

 

ここから先の登山道は急な場所が多かった。

枯れ沢?の登山道    枯れ沢?の登山道

泥が露出した急な登山道    泥が露出した急な登山道には
ロープが設置してあったが、
それでも滑る〜〜

不動沢のコル    スタートより約1時間40分後の
8時43分 不動沢のコルに到着した。

 

不動沢のコルから見た鋸山
鋸山

不動沢のコルは、皇海山と鋸山への分岐点でもあり、
多くの登山客がここで休憩を取っていた。
 

 

 

不動沢のコルからの登山道    少休後の8時56分
皇海山へ向け登山再開した。


不動沢のコルからの登山道

皇海山山頂0.7kmの標識    11分程で
皇海山山頂0.7kmの標識
に到着した。

不動沢のコルからここまでは
200m位?だろうか??

 

 

登山道の途中には西方面の開けた眺めの良い場所があった。
西方面の眺めの良い場所

南には鋸山
南には鋸山

 

不動沢のコルから34分程で皇海山山頂0.4kmの標識の
に到着した。
皇海山山頂0.4kmの標識   この辺の登山道
皇海山山頂0.4kmの標識   
この辺の登山道
 

 

 

やや急な登山道    やや急な尾根の
登山道を進んだ。
青銅の剣    不動沢のコルから54分後
青銅の剣が現れた。

山頂はもう直ぐ〜!

三角点の上には頭蓋骨    三角点の上には頭蓋骨が・・・

鹿かなぁ〜?

 

 

不動沢のコルから55分後の9時51分、皇海山 山頂(2143.6m)に到着した。
皇海山 山頂(2143.6m) 皇海山 山頂(2143.6m)
狭い山頂には40名ほどの先客がおり、休む場所が無い〜!
写真だけ撮るとちょっと戻り(三角点の頭蓋骨辺り)、
休憩を取った。  

 

山頂付近に咲いていた白い花    山頂付近に咲いていた白い花
 

休憩を取った場所の直ぐ前には、イワカガミの花も咲いていた。
イワカガミ イワカガミ
 

 

 

 

30分程の休憩後の10時23分、下山開始した。

山頂付近の登山道。    下山は元来た道を引き返した。

山頂付近の登山道。

 

 

これから訪れる鋸山の雄姿
これから訪れる鋸山の雄姿
 

 

32分程で皇海山山頂0.7kmの標識まで戻ってきた。
皇海山山頂0.7kmの標識   この辺の登山道
皇海山山頂0.7kmの標識   
この辺の登山道
 

 

 

皇海山山頂より41分後の11時4分、不動のコルに到着した。
不動のコル 不動のコル  

 

 

小休後の11時15分、鋸山に向け登山再開した。
尾根道を進んだ。    不動のコルから鋸山への
尾根道を進んだ。
シャクナゲ    登山道沿いには
ちらほらと、シャクナゲも
咲いていた。
笹原の登山道    笹原の登山道を下った。
岩場    いきなりの岩場に
少々ビビリながらも
慎重に登った。
 

岩場を登り切ると、絶景であった。
皇海山
先ほど登った皇海山

 

 

絶景を堪能した後、先に進むと・・・

岩場   岩場
岩場   
岩場
更に長い岩場が続いた。
 

 

その後も、急斜面〜
急斜面〜   急斜面〜
泥の急斜面   
落石注意である!
 

 

不動沢のコルから46分後の12時1分、
鋸山 山頂(1998m)に到着した。
鋸山 山頂(1998m)に到着
山頂では5〜6名の登山客が休憩中であった。

 

 

 

山頂からの眺め
山頂からの眺め

山頂からの眺め

ほぼ360度見渡せる山頂からの景色は絶景!!
である〜

休憩中    休憩中の様子

直ぐ横には、
シャクナゲも咲いていた〜

 

 

 

下山開始〜    12時27分 下山開始〜
なのだが・・・・

あの急な斜面を下ると思うと・・・

いつも以上に慎重になった。

 

 

鋸山山頂付近にも、イワカガミの花も咲いていた。
イワカガミの花 イワカガミの花
 

 

急斜面の下山は上り以上に、気を使い 慎重になった。

お陰で写真は取り忘れた〜!

 

 

不動沢のコル    鋸山山頂より
約1時間後の13時24分
不動沢のコルに戻って来た。

相変わらず、
ここは登山客が多かった。

我々も、
少し遅い昼食タイムとなった。

 

 

鋸山をバックに記念写真〜
鋸山をバックに記念写真〜 鋸山をバックに記念写真〜
 

 

下山開始〜    13時59分 下山開始〜

ここから先、
暫く急な下りが続くが・・・

枯れ沢?のやや急な場所    枯れ沢?のやや急な場所

数時間歩った後の下山は
膝に気を使い、ゆっくり目に
下った。

枯れ沢?の終わり    枯れ沢?の終わりは
大きめな岩がゴロゴロしている
1.8kmの標識    14時32分
不動沢のコルから33分程で、
1.8kmの標識の所まで来た。

残り1.8km〜

沢沿いの登山道を進む。    沢沿いの登山道を進む。
0.9kmの標識    14時54分
不動沢のコルから55分程で、
0.9kmの標識の所まで来た。

セミの鳴き声が煩い林    相変わらずセミの鳴き声が
煩い林を通過した
登山道は沢を渡る    登山道は
沢を渡り対岸に続いている。
駐車場    15時20分、
不動沢のコルから81分で、
駐車場に到着・終了した。

疲れたぁ〜〜

 

 

 

 

     ☆☆ トレッキングデータ ☆☆      2013.5.25(日)晴れ 風なし 20度位?
出発地名   出発時間   到着時間   到着地   時間   距離
登山口   
07:05   
08:43   
不動沢のコル   
98分   
2.7q?
不動沢のコル   
08:56   
09:51   
皇海山 山頂   
55分   
0.9q?
皇海山 山頂   
10:23   
11:04   
不動沢のコル   
41分   
0.9q?
不動沢のコル   
11:15   
12:01   
鋸山 山頂   
46分   
0.7q?
鋸山 山頂   
12:27   
13:24   
不動沢のコル   
57分   
0.7q?
不動沢のコル   
13:59   
15:20   
登山口   
81分   
2.7q?
  
  
  
  
378分   
7.7q?
駐車地 1352m 皇海山山頂2144m 標高差792m  出会った人:100名位?
 

 

登山データ
データ
データ

 

 

☆感想☆

今回の皇海山は茶臼岳(那須岳)以来の日本百名山であった。

茶臼岳との違いは、皇海山は長距離を歩く割にマイナー(地味)である事。
足尾(栃木側)からの1泊2日の長距離から、
沼田側の短距離によって登り易い山となったが、
百名山と言う事を考えると、やはり地味であると思えた。

そんな地味な皇海山ではあるが、やはり百名山の冠のお陰か?
登山客は多く感じられた。

皇海山の直ぐ南に位置する鋸山は、
全国的にはきっと?更に無名のマイナーな山と思われるが、
急斜面を登った後の360度見渡せる山頂は
絶景&達成感を感じさせてくれた。

だが実情は
沼田側から登る登山者が鋸山に登る割合は1/3も満たないであろう〜
と思えた。

日本百名山を選定した深田久弥氏は、
きっと足尾側から鋸山経由で皇海山に登った?
事を思うと、
この両山をセットで登って日本百名山であろう〜
なんて事を勝手に思ったりもした。

 

下山して思ったことは、
やはり皇海山より鋸山の急斜の怖さや
山頂からの景色の素晴らしさが
一番に思い起こされる事から、
鋸山にもチャレンジして欲しい〜と思った。

 

 

 

☆参加者☆
Takeda Jimmy Tom
Takeda
Jimmy
Tom
 

 

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2013.6.19 完成・掲載