GBRツアーレポート
9.乗船

アトランテッククリッパー号が見えてきた。

パンフレットを見ると、このアトランテッククリッパー号は全長約42m44名の客と12名のクルーが宿泊できる世界最大級のダイビング専用セイリングシップで船上にはダイバー専用デッキ、ジャグジー(スパ)があり、船内には快適大型ラウンジ、ドリンクカクテルバー、宿泊室(全室エアコン完備)、食事は資格あるシェフが作るとの事である。
この船は、今回のツアーで、もう一艘 DeepSeaDiversDen社のシークエスト号 と、どちらにするか最後の最後まで悩み、船上にジャグジーがあると言う事だけで決めたそれである。
結構でかいと思っていたスクーバルー号がクリッパー号に横付けされると、さらに倍以上ある。
流石オーバーナイトクルージング船である。

サイドデッキより乗船してメインデッキへ上がっていくと、”こんにちわー!”
その言葉が耳に入ったとたんに私はほっとして、体中が軽くなった様に思え、その声のする方を見ると、若き頃の仲村トオル似のとてもやさしそうな人であった。
きっと俺も、岡ひろみがお蝶婦人(古いー!)を見るようなまなざしで満面の笑みを浮かべてたに違いない。
(写真を見る限りでは、仲村トオルと言うより高島政伸?)
なんか、楽しめる様な気がしてきた。

まず、自分達の泊る部屋に案内され荷物を運んだ。
荷物を置くと歩くスペースがない!
3畳位の部屋に2段ベットが2つL字にあり4人部屋である。
そこに私達3人と、先住の外人さんと相部屋である。
トイレとシャワーはあったものの隣の部屋と共用で、左右に入り口があった。
ちなみにシャワーは1人1日1回3分位との事。

荷物を置くと、食堂にてすぐにランチとなった。
食べ終わるとそこで、ブリーフィングが始まった。
ガイドは先ほどの日本人で通称トニーの説明である。
客は私達3名とカップルの5名の日本人のみである。
一緒の船で来ていた外人さん達は別の人が担当らしい...
今度は聞き取れるぞ...日本語だし当たり前だぁー...
今回この船の日本人スタッフはトニー1人であり、大変お世話になったのは言うまでも無い。


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