Diving tour in Sebu
                  ―晩夏の水人―(White Sands Beach Resort)    by:Ikko

7. 2日目  アフターダイブ1

さてこの後、ホテルに戻って、夕食となった。
まずはやはり、サンミゲルでしょ。
ナイトダイビングでビールを我慢した分、今日もビールがウマイ。
パンとスープ、メインの肉料理、そしてデザートとメニューは毎回違うが、どうやらこの基本形は食事付ツアーのセットメニューということで決まっているようだ。
付いてくる食事としては、これで充分。
足りなかったら、追加オーダーすればいいし、更に外で食べればいい。
今まで利用したホテルの中にも、食べられないような食事のところが多々あった。
今思えば、そういう時の食事は、ひどいものだった。
そういう中で、今回の「食事付」は合格点だと思う。

ところで、この日は4ダイブとハードだったため、かなり疲れていた。
そこで、今日もマッサージをお願いすることに…。
ちょっと贅沢かも知れないが、ナイトを含む4本のダイビングをやってから、町に出る余力は無く、ならばその分ホテルで贅沢に過ごそうと思った訳で…。
食事の終わりが9時、マッサージの開始が10時。
疲れていたボクらには、このたった1時間を待つのが辛い。死ぬほど眠い。
なぜ、もっと早く呼ばなかったのかと後悔した。
テレビの音量を上げ、必至に目を開けて…これが結構地獄。
ちょっと早めの9:45頃にマッサージ師登場。

もし、時間通りであったなら、二人ともグッスリ眠っていたかも知れない(笑)。
とにかく良かった良かったと、マッサージが始まった訳だが、なぜか前日とは打って変わって、
かなり力強い。
そしてそれは、とても同じ種類のマッサージとは思えない程であった。
ボクは痛いのを堪えた。
多分相手も分かったのだろう、「痛い?」と変な抑揚の日本語で聞いてくる。
その度にボクは「ア・リトル」。
少し弱くなったような気がするのだが、またすぐに強くなる。
これを延々と繰り返す…その受け答えがよほど面白かったのだろう、今でも渡辺は思い出し笑いをする。
1時間後、マッサージ師は満足そうに「フゥー」と一息つくと、笑みを浮かべて帰っていった(笑)。
一体何だったんだろう…。
このマッサージで完全に目が覚めたが、それでもやっぱりすぐに睡魔はやってきた。
こうして眠りに落ちた。


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