Diving tour in Sebu
                  ―晩夏の水人―(White Sands Beach Resort)    by:Ikko

10. 4日目  帰国

9月1日 帰国

 朝、5時に起床。
ほとんど寝てない二人は、だらだらと起き出した。さすがにキツイなあ…。
忘れ物を確認して、ロビーに行くと、すぐに迎えがきた。
待たせておいて、チェックアウト。最初に2000ペソを預けてあったから、支払いは数百ペソで済んだ。
あれだけ飲んで、マッサージも二晩続けて呼んで、シューマートへのタクシー代もここから出ているのだから、これくらいはしかたない。
こうして、二人はホテルを後にした。
帰りの便はPR434便、搭乗は7:20である。
空港使用税は550ペソ、もちろん、あらかじめ確保しておいた。
そうそう、帰りのPR434便は、なんと全席禁煙であった。
やはり、フィリピン航空も、時代の波には逆らえないのだろうな…とちょっと寂しく感じた。
ヘビースモーカーの岡安さんはどう思うのだろう…。

さて、出発時間まで、まだかなりある。
免税店をブラついて、それから喫茶店に入る。
コーヒーや食事の値段がみょーに高い。
もっとも、日本と比べれば、まだ安いくらいかな。
空港はどこでも高いんだ…ちょっと納得。
そして、ここでみんな残ったお金を使い果たしていくんだ。
ボクはふと、こんな決まりきった流れをみんなと同じように繰り返すのが、少し嫌な気がした。
そこで、ボクはコーヒー1杯だけを注文。もちろん、渡辺はしっかり食べていた…。(笑)

さて、帰りの機内では「アイアムサム」を上映。
ボクはこういう映画に弱い。結構、泣けるんだな、これが。
で、涙は誰にも見られないように、機内のブランケットで拭いた。
ところで、機内食はなんと『焼きそば』をセレクト。
しょう油味のちょっとアジアン風な焼きそばであった。
お世辞にもおいしいとは言えないかも知れない。ビールでごまかした。
こうして、ボクらが成田に到着したのは昼過ぎ頃。無事に日本に降り立った。

預け荷物を受け取り、税関も特に問題なく、外へ出てすぐレストパーキングに連絡。
道に出ると、もうすでにピンクの送迎バスが待っていた。
最近気づいたことだが、ボクはいつも、この送迎のバスに乗り込み、バスが走り出した瞬間に、日本に帰ってきたことを実感する。
そして、我に返ったように携帯電話のメールをチェックする。
ふっ…一軒も着信していないのは寂しいなあ(笑)。
こうして、駐車場の車まで戻ったが、日はまだ高く、今日一日はまだまだ長い。
ということで、のんびりツアーに相応しく、またまたイオンショッピングセンターに寄り道した。
この頃はもう、あのちょっとマズイ焼きそばを食べてから、すでにお腹がすくぐらいの時間が経っていた。
そこで、目に付いた長崎チャンポンのお店へ。
久しぶりの日本の味は、感動するくらい、激ウマだった。
だけど、出発前に牛丼を食べたボクは、『牛丼で始まり、牛丼で終わる』というフレーズで、今回の旅を締めくくろうと、旅行中ずっと考えていたボクだったので、ちょっと残念。
つい、目の前の食につられてしまったという訳です。

その後、こんな時じゃないと見られないからと、映画『仮面ライダー龍騎』を見るつもりだったのだけど、その日の上映時間はもうすでに終了。
これも本当に残念。
残念続きのホクらは、気を取り直して帰り始めるが、帰りの道中、今日の朝が早かったせいか、途中何度も眠気が襲う。
何度も何度も休みを取りながら、佐野に到着したのは7時頃。
これぞ本物の、Theのんびりツアー。

そして、無事に我が家に到着。
無事に帰り着いたら、やっぱり乾杯でしょう…と言うことで、すぐに岡安さんたちが食事中の『ちゃいな』(漢字だった…)に向かい、みんなと合流。
そこで締めくくりの乾杯となった。
おつかれー…夏の終わりの小さな旅に乾杯!!

  
2002.10.29 完成・記載


画像も多く、表示するまでの時間もかなりかかったと思われますが、
ここまで長々と読んで頂き有り難うございました。
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