僕に、この日の予定は皆無。 K&Jトラベルのイスに座り、あたかもスタッフの一員かのように、入ってくる日本人の相手をした。 大学生のカップルだったが、ここで何をしているんですかと驚いていた。 別に何をする訳でもないけど、結構こういう仕事もいいなぁ。 これを何より喜んでいたのは、「KEN」と「NewミスターT」である。 日本人が相手をしてくれれば、ツアーが決まりやすいと分かっているらしい。 | |
僕が調子に乗ってオフィスで、でかい面をしていたら、日本人の女の子が連れて来られた。 やはり、どこに連れて行かれるのか心配だったそうだ。僕の最初の旅が思い出される。 日本人の僕がいて安心した様子のその彼女(実は名前を聞き忘れた…)、大学生で就職活動の勢いをつけるために一人旅を計画、一人でチェンマイなどを旅して来たという。 かなり度胸のある方ではあるまいか。
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到着した、東急デパートにはビトンがなかった。
そこらの事情はよく分からない…なんせ、僕は全く興味がないから。
とにかく、彼女はそれを求めて次の場所へ…。僕も続く。結局、見つけるのに3時間くらいかかってしまった。もうくたくた。だけど、そこでもう一つの試練が…。
彼女の妹に頼まれているバッグがほんの少し違うのが、2種類ある。
それを妹さんに確認するための電話。
しかし、ちょうどテレホンカードが切れた。
クレジットカードで掛けられる電話を探す。
見つけたが壊れている。また探す。また壊れている。
タイの公衆電話はこんなに凄いのか…。
もっとも、普通のコイン電話は使えた。
散々、探しまくったが、ついにクレジットカードで電話をすることはなかった。
テレホンカードをもう一枚買えばいいと思うのだが、最後の確認の為だけに1000円カード一枚買うのはもったいないと…
さすが、関西の方、しっかりしていらっしゃる。
ごめんね、ごめんねと、ことあるごとに謝る彼女。
「何で妹のためにここまでせなあかんのーもう嫌や」とバッグをあきらめた時には、何のためにここまで歩き回ったのだろうと僕の方が、がっかり。
バスでK&Jトラベルに戻り(3.5Bだったかな?安い!)、
オフィスの裏路地の店で遅い昼食(ラーメン)を食べた。35B。
結局、それから彼女は夜の便で帰っていった。
僕はバスの乗り方をマスターしたので、もう一回乗ってみたくて、再び買い物へ。
今度は自由に歩き回り、Tシャツ5枚、ジーンズ3枚など大量に買い込みK&Jへ戻った。
最後の夜はKENも一緒に僕の送別会をしてくれた。
…と、言っても昨日と同じように飲んだだけだが…。
最初遠慮していた、ビッグママが飲みだした。
僕は飲み過ぎて、朝一番の飛行機に乗り遅れるのが嫌で、ちょっと控えていたのだが、彼女が飲み出すのを見て、KENがいるから大丈夫なんだなと思った。しかし、やっぱり駄目だった。
最後はKENと凄い言い争い。居づらいこと、居づらいこと。
そして、僕は寝ないうちに空港に向かうことにした。