アジア一人旅 レポート {by:Kato}
5.5日目 サムイ島へ

 24:00に起こされるとドライブインのような所でトイレ休憩、と食事だった。
今頃、食えるのかよと思いながら、チケットがもったいないと思い、差し出すと、スチームライスに豚の角煮のスープのようなものがかかっている、いわゆるぶっかけごはんだった。
マレーシアに旅行した際に食べたのを思い出す。
でも、あまりおいしくはなかった。
ケンタのチキンフィレサンドを買ってきておいてよかった。1個45B。
食べ終わると他のみんなはのんびりとタバコを吸ったり、写真を撮ったりしていたが、僕はすかさずバスに戻り、すばやく寝た。
疲れがたまっては戦ができぬ。ちょっと違うか…。

次に起こされたのは朝5:00。
バスの停留所のような小さなショップに降ろされた。
乗り換える次のバスを待つこと2時間半、ようやくフェリー乗り場まで行くバスの到着。
いやあ、待っている時の時間は長いこと、長いこと。
朝を待つソウルの夜を思い出した。
あれに比べればたいしたことないなと思う、それにしても、旅行ガイドに時間どおりにことは進まない、あせってもムダと書いてあったが、本当だなぁと思った。
9:00にフェリー乗り場に到着。今度はフェリーを待つ。
もう、くたくた。待っている間に周りがすごく暑くなっていることに気づいた。
同じタイでもこんなに違うとは。
我慢できずにビールを注文、一気に飲み干す。実にうまかった。

10:30頃フェリーに乗り込み約1時間半でサムイに到着。
今までとガラッと変わった風景に感動した。
バカンスそのものである。ホテルは海の真ん前、700Bの部屋に決めた。
ちょっと高めかも知れないが、バンコクより物価が高いのは知っていたし、ちゃんとシャワーでお湯がでる。
ソウルのあのホテルよりなんぼいいか。
ホテルが決まってすぐに、屋台とたいして変わらないような店で、ラーメンを食べる。29B。
これがめちゃうま。紹介したいけど、紹介しようのない、なんでもない小さな店であった。
この後、サムイの2日間で3度この店に通うことになる。
さて、ホテルに帰りシャワーを浴びてから、シャツを着ようと思ったら、洗濯をしないとシャツが無いことに気付く。
素っ裸のまま、Tシャツの洗濯を始める。
いい天気のおかげで、良く乾きそうだ。
夕食は一番マシそうなTシャツで行くことにする。
夕日の沈むのが見えるレストランを僕は昼間の間に見つけておいた。
ホテルから歩いて5分。
ちょっと高めの店なのはすぐに分かったが、今日はリッチにいきたかった。
ハイネケン大80B、フライドビーフのガーリックソース60B、トムヤンクン100B、そして、スチームライス10B。
トムヤンクンのうまさがやっと分かった気がした僕であった。


つぎへ