男体山
男体山 戦場ヶ原より

Vermilion登山部 第6回会合
今回は栃木県日光市の"男体山"である。
登山経験者に聞くと誰もが”富士山より辛い!”と言う
我々登山部の強化練習の最終回に相応しい山です。

集合時間の朝4時半には、昨日からの雨が止まずに降っていた。
天気予報では曇りであった為、雨が止む事を願いつつ出発した。
"いろは坂"手前のコンビニに着いたが雨は一向に止まず、
気分的には登山でなく温泉&飲み会の気持がかなり濃厚となった。
故に食料だけでなくビールにつまみまで調達してしまった。

二荒山神社 登山者専用駐車場   登山口の"二荒山神社"までは行こうと
7時前に"登山者専用駐車場"に着いた。
何故か雨は上がったものの、怪しい天気にイマイチ乗り気でなかった。
トイレに行って帰ってくると、空には晴れ間が見え始め ”最後だし登ろう!”
と気持を入れ替え準備をした。
駐車場は無料で10台位止められそうなスペースがありました。

二荒山神社(門) 登拝の定め 登山受付
二荒山神社(門)
登拝の定め
登山受付
前回の尾瀬(群馬県側)は東京電力の所有地でしたが、日光国立公園の
シンボル的な男体山も"二荒山神社"の所有地だったとは知らなかった。
という事で入山料500円を登山受付で収め、御守りと簡単な案内を頂いた。

登拝口 急な階段
本殿右側にある"登拝口"です。
予定よりやや遅れの7時35分スタートでした。
ここをくぐると、初めからの"急な階段"に息を切らした。

1合目
階段を登りつめ約7分ほどで"1合目"に
到着した。
ほっ!としたのもつかの間でした、
ここから3合目までは、林の中、
急な土坂を直線的に登って行く道になり
先ほどの階段以上に息を切らした。
すでにこの時点で男体山の"凄さ"を
実感したかの様に思えた。
約30分後の8時12分、3合目に到着した。

3合目 アスファルトの道 中禅寺湖の景色
ここからは、工事用道路を歩いた。
先ほどまでが辛かっただけに、緩やかに登るアスファルトの道は楽に感じられた。
この道は約30分かかった事から1.5km位だろうか?
途中には、まだ霧の残る中禅寺湖がくっきりと見えた。

4合目鳥居 8時45分
鳥居のある4合目に到着した。
ここから先は所々鉄パイプの
手すりの付いた急な土坂道に
戻った。
雨上がりの為結構滑る箇所が
あった。

5合目 登山道はこんな感じ 避難小屋
22分後の9時13分、5合目に到着した。
ここには、避難小屋があり、中は6畳位の土間であった。

中禅寺湖の景色 5合目から7合目辺りまでは何箇所か
眼下に広がる中禅寺湖や霧の中に浮かぶ
遠くの山々が見え、そのきれいさに
一時疲れを忘れさせてくれた。
急な岩坂道 この辺りから、登山道は土の道から
写真の様に岩場の少し険しい道へと
変化した。

6合目 急な岩坂道 溶岩の登山道
5合目より17分後の9時31分6合目に到着した。
相変わらず登山道は急な岩坂道が続き、次第に溶岩に変化した。

登山口 登山口
6合目より約30分後の10時7合目に到着した。
ここには屋根が飛ばされ、崩れかけた避難小屋があった。
ここで10数分休憩をとった。

8合目 瀧尾神社 登山道は相変わらず急な
岩坂道が続き
7合目より36分後の10時40分
"瀧尾神社"のある8合目に
到着した。

雨水の堀? 丸太の階段
ここから先の登山道はしばらくすると岩坂道から、
土嚢で盛られた雨水の堀?沿いの土道を歩いた。
やや斜度は緩やかとなった。
その後登山道は丸太の階段に変わった。
やや疲れも出てきたせいか、段が高く感じられ登りづらい

9合目 丸太の階段 溶岩の登山道
8合目より約30分後の11時9分、9合目に到着した。
ここから先写真の様に幅のかなり広い丸太階段となった。
やはり段が高く、登山者用と言うより、
細かな溶岩の土壌の流出を防ぐ目的に作られた気もした。
その後は階段も無くなり、"富士山の砂走り"的なグズグズと崩れる
斜面であるが、当日は雨上がりの為、土壌は結構しまっており
それ程歩きにくくも無かった。

男体山山頂(2484m)奥宮 宝剣の刺さった岩
9合目より約20分後の11時30分、男体山山頂(2484m)奥宮に到着した。
写真左の"宝剣の刺さった岩"が一番高かった所かな・・
ここで、昼食をとった。直ぐ横では中年のグループが、
味噌汁を作ったり、イワシを焼いたりして、とっても美味しそうでした。
我々もその位出来るような余裕が欲しいし、いつかやってみたい。と

山頂は霧が立ち込め、期待したほどの眺望は見られなかったが、
それでも時より霧の切れ間から覗けた中禅寺湖や戦場ヶ原、西の湖、
遠くの山々等は素晴らしかった。

1時間の休憩の後、12時30分山頂を後にした。
下りはやはり早かった。
8合目まで約30分、8合目→4合目約1時間、4合目→1合目約40分
と山頂より二荒山神社まで休憩含め2時間半でした。

湯元温泉:釜屋旅館 薬師の湯
登山の後は湯元温泉:釜屋旅館で温泉に入りました。
大人800円とあまり安い金額ではありませんが、
日帰り温泉施設と違い人も少なく、時間の制限もありません。
また、内風呂2箇所、露天風呂(混浴)も楽しめ、風呂上りには
別館の広々としたロビーのソファーで気兼ね無く、くつろげます。
私は15〜16年前より年数回利用させて頂いてます。
一度はゆっ〜くりと泊まってみたい旅館です。

☆感想☆
終わってみて、
“思ったより遥かに楽だった! 前回の尾瀬の方が辛かった!!”
確かにキツイ箇所も幾らかはあったものの、それ以上の事を経験してきた
結果がこの様な言葉になったのだと思う。

今回の例会(Vermilion登山部強化練習)で最後であった訳であるが、
何もわからずに1月から始めた例会は6回を重ね、その間に補習も4回程行った。
この10回の登山によって、何が変わったかは言葉に表せないが、
遠回りしつつも着実に進歩しているに違いない! と思いたい。

次回は本番の富士登山である。
”富士山より辛い!”と言われる男体山を軽く?クリアした今、
本番の富士山でも”わりと楽だったじゃん!!”と言えるであろうか?
そう言える様になる為の例会は終了し、これで本当に大丈夫であろうか?
富士登山まであと33日間、何も無しでいいのだろうか?
部員達の不安は全然無いのであろうか?

富士山を楽に登る為、不安要素を少しでも取り除く為、後1回辛い思いをしよう!!

そしてここでVermilion登山部最終最強の補習を計画しました。
補習場所は関東以北の最高峰 白根山(2578m)だ!
ここで泣き、富士山頂で皆で高らかに笑おう!!

・ 「Vermilion的 富士登山への道」はこれからも続く・・・

         ☆☆ ハイキングデータ ☆☆    2002.06.23(日)曇り時々晴れ一時小雨
出発地名   出発時間   到着時間   時間   距離   到着地
二荒山神社   
07:35   
07:42   
7分   
↓   
1合目   
1合目   
07:42   
07:56   
14分   
↓   
2合目   
2合目   
07:56   
08:12   
16分   
↓   
3合目
3合目   
08:17   
08:45   
28分   
↓   
4合目
4合目   
08:51   
09:13   
22分   
↓   
5合目
5合目
09:13   
09:30   
17分   
↓   
6合目
6合目   
09:31   
10:00   
29分   
↓   
7合目
7合目   
10:14   
10:40   
36分   
↓   
8合目(瀧尾神社)
8合目(瀧尾神社)   
10:40   
11:09   
29分   
↓   
9合目
9合目   
11:09   
11:30   
21分   
6q   
山頂
山頂   
12:30   
12:42   
12分   
↓   
9合目
9合目   
12:42   
13:01   
19分   
↓   
8合目(瀧尾神社)
8合目(瀧尾神社)   
13:01   
13:17   
16分   
↓   
7合目
7合目   
13:25   
13:42   
17分   
↓   
6合目
6合目   
13:42   
13:52   
10分   
↓   
5合目
5合目   
14:00   
14:12   
12分   
↓   
4合目
4合目   
14:17   
14:37   
20分   
↓   
3合目
3合目   
14:37   
14:44   
7分   
↓   
2合目
2合目   
14:44   
14:53   
9分   
↓   
1合目
1合目   
14:53   
15:00   
7分   
6q   
二荒山神社
合  計   
  
  
348分   
12q   

☆参加者☆
大国主命の前で記念写真
渡辺幸子, 加藤一行, Jimmy, Tom, 芦谷和男, 武田 安生, 小林和正

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