尾瀬
尾瀬 MAP

Vermilion登山部 第4回補習
今回は群馬県と福島・新潟にまたがる"尾瀬"である。
尾瀬=ハイキングのイメージではあったが、部長いわく、8〜12時間位歩くとの事と、
この時期大変混みあうとの事で出発は2時となった。

天気予報では午前中降水確率50%であり、今回も雨の登山かと思うと、
イマイチ気分は盛り上がらない・・・

尾瀬戸倉スキー場
"尾瀬戸倉スキー場"に5時頃到着
駐車場代1000円である。
ここから鳩待峠までは一般車は通行禁止の為
バス・タクシーの代替輸送になる。
鳩待峠までは1人片道900円でした。
バスは運行時間が決められていて、時間にならないと出発しないが、 タクシーは人数さえ揃えば直ぐに出発、料金も同じチケット制であった。

鳩待峠休憩所
タクシーで20分程で"鳩待峠1591m"に到着した。
"休憩所"にて休憩・準備をする事になった。
売店のお兄さんには、”寒くないですか?”
と聞かれ、辺りを見回すと半袖は私1人であった。
雨は止んだものの、山の方を見ると真っ黒な雲、
気温は7度でした。防寒防雨を考え雨具を着て
6時05分"山の鼻"に向け出発した。

山の鼻への木道
"山の鼻1400m"まではひたすら下りである。
尾瀬名物?木道は、雨上がりで濡れていて滑る。
天候も回復し陽は差し、雨具はとても暑い!

山の鼻ビジターセンター
出発から約1時間で
"山の鼻ビジターセンター"に到着した。
ここは尾瀬の自然に関する展示や様々な情報、
観察会やスライドショーなどを行ってる様です。

山の鼻
"山の鼻"には他に、山小屋やロッジや休憩所
があり、お土産や飲物類も売っていた。
もちろんトイレに公衆電話もありました。
またキャンプ場があり炊事場まであったのは、
少し意外でした。

燧ヶ岳 尾瀬ヶ原からの燧ヶ岳2356m 尾瀬ヶ原と燧ヶ岳

"山の鼻"から先は"尾瀬ヶ原"が始まった。
尾瀬と聞いて頭に浮かぶ風景はこんな感じが多いのでは?・・・
(写真左)日本百名山の一つ、至仏山(しぶつさん)2228mです。
(写真中・右)こちらも日本百名山の一つ、燧ヶ岳(ひうちがたけ)2356mです。

ヨッピとヨッピ橋
ヨッピ橋
"尾瀬ヶ原"の自然を満喫しながらしばらく
木道を進むと"牛首分岐"に到着した。
"山の鼻"よりここまで約50分程でした。
それを左方向にさらに進んだ。
川の音が聞こえてくると"ヨッピ橋"に到着した。
分岐より30分程である。

この辺りは幾らか水芭蕉が咲いていた。
今まで水芭蕉の話題が出ませんでしたが、
ここまではほぼ終わりの感じでして・・・
ぽっぽっと咲いている程度でした。
それでも実際は始めて?目にする水芭蕉に感動してたのですが・・・写真は後ほど

写真上はメンバーのヨッピと"ヨッピ橋"である。
たまたま?同じ名前に一緒に記念写真

東電小屋
鳩待峠を出てから約3時間後の9:00に
"東電小屋"に到着した。
東電小屋なんて名前だけ聞くとたいした事無いようですが、なかなか立派な建物でした。
何故東電?って、尾瀬の群馬県側の大部分は東電の所有地なのです。
詳しく知りたい方はここを見てください。
ここは食事と宿泊(7000円?)も出来るようでした。

分岐点
"東電小屋"で少し休憩の後、"見晴"に向かった。
小屋を出て直ぐに林の中のルートとなったが、
熊注意の看板の後、ガザガサと音がしたと思った
ら、対向から歩いて来ていた人がこちらに走り出し
”熊が出た!”と・・・
怖い気もするが、姿を見る事が出来ず残念!!
写真は"見晴"と"元湯山荘"の分岐点です。
ちょっと判りずらかったですね・・・

燧ヶ岳 橋を渡る 至仏山2228m
"東電小屋"から"分岐点"まではこんな景色でした。

"分岐点"から"見晴"まではこんな景色でした。
至仏山
見晴・弥四郎小屋 "分岐点"から"見晴"までは20分弱 10:08に到着。
写真の建物は"弥四郎小屋"です。
この前のベンチにて休憩をした。
ここは多くの客で賑わっていて、天気も良かった
せいか、缶ビールを(350ml 450円?)飲むオジサン
連中が少々羨ましかった。
この後を考えるとビールを飲む勇気は無く、
ポカリスエットで我慢であった・・・

竜宮小屋 "見晴"から"竜宮小屋"まで24分でした。
その間、滅茶苦茶重そうな荷物を背負ってる
背負子さんと擦違い
"こんにちわ〜!大変ですねー!!"
と声を掛けたものの、返事も出来ない位重く辛いのか、返事をする体力も惜しいのか返事は無かった。

竜宮十字路(富士見峠方面より)
竜宮小屋より100m位で"竜宮十字路"に到着した。
見晴でこの後のルートを部長に聞いた時、
"富士見峠"に登るとか言ってたのに、元来た
"山の鼻"方向に進んだので
”時間が無いんで登らずに戻るんだ!”と思って
いたら、この十字路を曲がり峠方向に向かった。

写真:竜宮十字路(富士見峠方面より)

富士見峠方面への登山客は殆どいなく数える程でした。
歩きだしてしばらくして、木道から土の山道に変わり、
その後は岩だらけの急な道をかなり登っていった。
尾瀬ヶ原は殆ど平坦だっただけに、ここはかなりきつく感じられた。
そんな訳でこれから先の写真は少なかった。

雪に埋もれた木道 岩坂道が終わったかと思ったら、
今度は木製の階段が結構続いた。
その後は木道&木製階段に再び変わった。
この辺りから残雪が見られ、先に進むにつれ
残雪に木道が埋もれている所が数箇所あった。

富士見峠 "富士見峠"に着いた。竜宮十字路より105分
これでもかなり早い方?
尾瀬マップには3時間と書いてある。

ここはまた素晴らしい景色であった。
沼と山・周り感じが、何ともGoodです。
人の少ないのも良いですねー
水芭蕉もこれからどんどん咲く感じでした。

稜線の木道

峠から左手に200m程下がると"富士見小屋"が
あるが今回は時間の都合上パスしました。
右手"アヤメ平"方向に向かった。
稜線の木道からの眺めは素晴らしい。

アヤメ平 "富士見峠"より15分程(13:02)で "アヤメ平"に到着
結構風が強く、びっしょりの汗が冷え寒い!
写真のベンチで休憩・着替えをした。
これから先の尾根沿いにはこの様な休憩場所が数箇所あった。

アヤメ平   アヤメ平の木道
アヤメ平はこんな感じです。
かつて「天上の楽園」とまで讃えられた
とかで、すごい広い平原(湿地帯)です。   
アヤメ平から鳩待峠への木道
尾根を暫く歩くと、下りになった。
下りは結構勢いが付いて早歩きに
なるが、所々崩れかけた木道があり、
冷や冷やさせられた。
鳩待峠までの下りはかなり長く感じられた。

鳩待峠 14:35"鳩待峠"に到着した。
アヤメ平より5.3q・83分かかりました。
鳩待峠は人、ひと、ヒトにびっくり・・・
朝はこんなに居なかったのに・・・
でもわかる気がします。これ程の人が来るのも・・・
尾瀬は素晴らしかったです。

尾瀬で見られた花などを載せてみました。
水芭蕉 これも水芭蕉です、超特大のサニーレタスみたい・・・ 水芭蕉 水芭蕉

☆感想☆
初めての尾瀬は予想以上に素晴らしかった。
カメラでどこを向けても”画”になってしまうくらいに、
右を見ても左を見ても良い景色であった。

一つだけ残念だったのは、水芭蕉の群生で咲いて無かったことかな
尾瀬ヶ原は既に終わりぽく、ぽっぽっと言った感じで、
花が終わり葉が育った超特大のサニーレタスみたいな水芭蕉(写真3段目左)は
たくさん見られたのですが・・・
これからの時期は富士見峠辺りが良いみたいです。

この富士見峠ですが・・・
さすが部長が考えただけのルートでした。
尾瀬=♪ルンルン♪ハイキング かと思っていたのに
そこは登山部の補習、
しっかり山登りも取り入れてくれ、きつかったです。
充分な補習となりました。
それを知らずに参加した武田は少しばかりかわいそうでした。

さて次回例会は”富士山より辛い!”と登山者の誰もが言う男体山です。
これを制すれば富士山は楽?かも・・・
登山部強化練習の最後に相応しいものになるであろう・・・

・ 「Vermilion的 富士登山への道」はこれからも続く・・・

              ☆☆ ハイキングデータ ☆☆         2002.06.9(日)晴れ
出発地名   出発時間   到着時間   時間   距離   到着地
鳩待峠   
06:05   
07:06   
61分   
3.3q   
山の鼻   
山の鼻   
07:22   
08:14   
52分   
2.2q   
牛首分岐   
牛首分岐   
08:14   
08:47   
33分   
2.3q   
ヨッピ吊橋
ヨッピ吊橋   
08:47   
09:00   
13分   
1.0q   
東電小屋
東電小屋   
09:32   
09:50   
18分   
0.9q   
分岐
分岐   
09:50   
10:08   
18分   
0.8q   
見晴
見晴
10:33   
10:57   
24分   
1.6q   
竜宮小屋
竜宮小屋   
10:57   
11:00   
3分   
0.1q   
竜宮十字路
竜宮十字路   
11:00   
12:45   
105分   
4.0q   
富士見峠
富士見峠   
12:47   
13:02   
15分   
0.8q   
アヤメ平
アヤメ平   
13:12   
14:35   
83分   
5.3q   
鳩待峠
合  計   
  
  
425分   
22.3q   

☆参加者☆
記念写真

Jimmy, 加藤一行, Tom, 芦谷和男, 小林和正, 武田 安生, Yopi

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