安戸山<那須塩原市>

道の駅 湯の香しおばら(アグリパル塩原)裏手付近から見た安戸山
安戸山

ルートマップ
安戸山 map

安戸山(やすとやま)
栃木県那須塩原市と福島県境に位置する那須連山最高峰(1152m)の山である。

植物好きの昭和天皇が皇太子時代(大正12年8月10日)に登った山である。

 

 

<<言い訳>>

今回は早朝より県北に出向き、他の山を登る予定でしたが、
昨夜からの雨が上がらず、中止にしました。

折角遠くまで来たのだから・・・と、
近辺の山の登山口調査をして何箇所目かの山が今回の安戸山でした。

ここに着いた頃は、すっかり雨も止み晴れ間も見えてきたので、
軽い気持ちで上っちゃおう〜!

持ち合わせの物はガイドブックのみで
下調べ無し・地図もコンパスも高度計も無い状態での登山でした。

麓より大きな案内の看板が幾つもあり、それを頼りに鵜呑みにした結果
通常の登山ルートとは違う?コースとなりました。

それを踏まえてご覧下さいませ。

 

 

 

安戸山と看板    車のナビ画面を見つつ
国道400号線を塩原温泉から
西那須野塩原IC方面に向かい
道の駅 湯の香しおばら(アグリパル塩原)
手前を左に曲がった。

きっとこの山が安戸山だろう〜?
畑道に車を止め写真を1枚撮ると、
そこには安戸山への看板があった。
ラッキィ〜!

これが今思えば間違えの始まり?

古めかしい神社    畑道を少し直進すると
古めかしい鎮守様があった。
ガイドブックと同じだ!?
間違いない!??

そこにも、
安戸山への看板があり
支持通り左折して進んだ。

 

 

 

道なりに進むと林道に変わった。

神社より5〜600m位林道を進むと、道は分岐となった。
直進(左手)は鎖がかかっており先に進めない。
右の道には看板があったが、先に進める状態では無く、
直ぐ近くに車を止めて、ここから出発となった。

林道 林道
 

 

 

丸太で進入できない    10時50分
準備をするとスタートした。

分岐した林道は、
草が生い茂っており、
また丸太で進入できない様に
なっていた。

 

 

5分程で、また看板があった。
ここから先は、登山道らしい?道に変わった。
看板 登山道らしい?道
 

 

先ほどの分岐より20分弱で次の分岐があった。
ここには安戸山への看板は無かったが、
右手は鉄塔が見え、左だろう〜?
分岐 分岐
 

 

鉄塔

  

分岐より数十m位先に
鉄塔が見えたので、休憩がてら
立ち寄ってみた。

先ほどの名番から
この鉄塔は沼原線38番の鉄塔?

雨上がりの為か、湿度も高く
既にびっしょりになった服を
ここで着替えた。

 

 

鉄塔からの眺め
鉄塔からの眺め
鉄塔からの眺め  

 

 

休憩後11時22分出発した。

3分程でまた分岐である。看板等は見当たらなかったが、
松の木には "←安戸"のペイントがか書かれていた。
分岐 ←安戸  

 

 

先ほどの分岐より7分後の11時32分 またもや分岐と言うか林道に出た。
看板の指示通りに進む。
看板 分岐と言うか林道に出た
草だらけの林道
 

 

 

その5分後、またもや分岐と言うか立派な林道に出た。
看板 立派な林道
標識やカーブミラーもある立派な林道である。
 

 

看板    立派な林道を歩き
10分弱の11時45分
"御野立所碑"と書いてある
看板を見つけたが、
既に疲れが見え始め、
また山頂まであとどれ位か分からない
状態に立ち寄る事は止めた。
後で調べたら、
昭和天皇が皇太子時代に安戸山に登山された事を
記念した記念碑らしい〜
この看板からかなり歩く様で、行かなくて良かったぁ〜?

 

 

景色も余り見えない単調な林道を、だらだらと進んだ。

何か面白くない〜疲れたぁ〜〜!

まむし    そんな時に
足に飛びついて来た者がいた。

良く見ると"まむし!?"

幸い食われる事はなかったが、
ストックで威嚇すると、
逃げるどころか
更に何度も飛びついて来た!
怖わっ〜〜!!

 

 

看板    立派な林道を歩き始めて
40分近く経った頃の12時19分、
看板が現われた。

直線の林道に対し
左側に道が現われたのだが、
この看板はこの左側の道から来た人
の為の物と思われ、下山時の案内?
って事は、安戸山へは直進?
でもここを左折しても山へ行ける?

直進し、だらだら歩く    とりあえず直進し、だらだら歩く。

こんな良い道なのだから、
ちゃんと調べていれば、
この先までも車で行けた?
そんな事を考えると、
更に歩くのが嫌になった。

 

 

こんな長いの〜、何か間違って無い〜〜??
先程まで結構あった看板は全然無くなっちゃったし、
そう言えば、山にありがちなピンクや赤のテープのマークも
この林道沿いには一つもなかった事に気がついた。

ガイドブックの小さな地図を見ても、何処に居るのか見当もつかない・・・

緩やかに上っていた林道は、いつしか下り始めた。
そして少し広めの場所に出た。(12時45分)
ここがガイドブックに載っている林道終点?
でもその先にも道は続く様だ。

結局ここまでは車でも来られたのかも??

林道終点?
 

広場の片隅には、久し振りに"安戸山"の看板があった。
でも看板の向きは、広場の先から来た時に見える様設置されていた。
(我々が進んできた方からだと、看板の裏が見えた。)

 

看板 まあ〜何はともあれ、
これで山頂までは行けそうである。

やっと山登り的な道になった・・・

そして、ここから山頂までは
直線的な道であった。

やせ気味の 尾根道を進む やせ気味の 尾根道を進む
笹原の道 笹原の道に変わった。
ロープの設置してある急勾配の道 ロープの設置してある急勾配の道

写真では急なのがわからない・・・

 

 

スタート地点より、約2時間半後の13時17分
安戸山 山頂(1152m)に到着した。
安戸山 山頂 安戸山 山頂
山頂は6畳位?の狭いスペースである。
 

 

山頂からの眺め
山頂からの眺め 山頂からの眺め
木々が生い茂り、眺めは良くない。
 

 

とりあえず、少し遅めの昼食をとった。
休んでいると、先ほど上って来るまでは気が付かなかった?
吹いていなかった?風が、山頂では物凄い強風であり、
辺りの木々は折れるかと思う程あおられ、少々怖い!
天候の急変? そんな事も思い早々の下山準備であった。
 

 

 

 

アグリパルの看板 13時36分 下山開始した。

アグリパルの看板を信じ
上って来た方向と逆の道を進んだ。

尾根道を 尾根道を下るだけ!
と思ったが、
結構アップダウンは続いた。

途中から気がついたが尾根道には、
三本爪?的な真新しい足跡が
ずっーと付いていた。

これってシカ?イノシシ?

アグリパルの看板 山頂より40分弱で
上りの時に見た
アグリパルの看板のあった場所
立派な林道との分岐に到着した。

長い〜林道歩き ここからは長い〜林道歩き・・・
紫陽花の花 道沿いには、
結構 紫陽花の花があったが、
まだまだこれから
って感じてすね。
熊の爪あと?? 木の傷は
熊の爪あと??

スタート地点 山頂より
2時間弱の15時25分
スタート地点に到着・終了した。
 

 

 

 

 

 

 

  ☆☆ トレッキングデータ ☆☆    2012.6.17(日)曇りのち晴れ 山頂強風 19度位
出発地名   出発時間   到着時間   到着地   時間   距離
スタート地点(駐車地)   
10:50   
11:14   
鉄塔   
24分   
鉄塔   
11:22   
11:37   
立派な林道   
15分   
1.5km?
立派な林道   
11:37   
11:45   
御野立所碑 看板   
8分   
御野立所碑 看板   
11:45   
12:14   
アグリパル看板   
29分   
1.2km?
アグリパル看板   
12:14   
12:45   
広場(林道終点?)   
31分   
1.7km?
広場(林道終点?)   
12:45   
13:17   
安戸山 山頂   
32分   
0.8km?
安戸山 山頂   
13:36   
14:15   
アグリパル看板   
39分   
1.4km?
アグリパル看板   
14:15   
14:45   
立派な林道から分岐   
30分   
1.2km?
立派な林道から分岐   
14:57   
15:25   
スタート地点(駐車地)   
28分   
1.5km?
  
  
  
  
236分   
9.3q
 

 

登山データ
データ

データ
 

 

☆感想☆

今回上ったコースは、
麓にあるアグリパル塩原が設置したアグリパルからのコースであり、
通常のガイドブックのコースとは違っていた事が判ったのは、
登山後の事であった。

雨上がりで湿気が高かったため?
気温が高かったため?
コースが判らず不安が多かったため?
林道歩きが長くつまらなかったため?
山頂までの道中にこれと言って何も無かったため?
山頂だけでなく、途中からの眺望も殆どなかったため?

終ってみてデータ的には約4時間の道のりだったのだが、
とにかく疲れた山歩きであった。
そして面白くなかった。

天皇も愛した山とか、何処かに書かれていたが・・・
天皇の気持ちは一切分からず終わった気がする。

山野草とか勉強しないとダメなのかな?
でも勉強したからと言って、それが好きになるかは別問題と思うし
現在的には全然興味無いし〜

 

前回の茶臼岳〜三本槍岳が余りにも印象的だったため、
知らず知らずに期待しちゃって居た所もあったのかも知れない。

とにかく準備と下調べはとても大事な事だと思った。
職人的仕事で言えば "段取り八部"って事なのかなぁ〜

体力も知識も経験も まだまだ初心者・・・
そんな事を思い知らされた今回の山であった。  

 

 

☆参加者☆
Jimmy Tom
Jimmy
Tom
 

 

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2012.6.19 完成・掲載