アジア一人旅 Part4 レポート {by:Kato}
7. 1月3日(水)

 朝の5時頃、寒くて目が覚めた。
何でこんなに寒いんだろう。

ジーパンに履き替え上着を着る。
それから、目をつむるが眠れず、8時頃までゴロゴロ。

起きると前の外人さんはいなくなっていた。

朝のさわやかな景色の中、日本人女性、「なかがわあき」さんという女性に会う。
もっとも、結構目立つ日本人のこと、同じ列車に乗っているのには気付いていたが、話す機会は無かった。
その朝たまたま、きっかけがあり、会話ができた。

この後、バンコクから、ベトナムに行くらしい。
シンガポールで休み前ギリギリにビザが取れたそうな。
うらやましいな。
僕もできることなら、会社を辞めて放浪の旅にでも出てみたい。
そううまくは行かないだろうけど。
取りあえず今は、いっぱい働いていっぱい遊ぶ、これで精一杯でしょう。

さて、バンコクに着いたのは2:15。
3時間も遅れて到着した。
「なかがわあき」さんとお別れする間もなく、別れてしまった。
残念。

さっそくK&Jトラベルに行くとケンが出迎えてくれた。
オフィスの内装もガラッと変わって、パソコンが置かれていた。
どうやらケンはなかなかやり手のようである。

さっそく帰りの便を探してもらう。
しかし、言うまでもない、やっぱり「フル」だった。
あらゆる便を確認したが、無駄であった。
残された道は経由便、そしてそれもほとんどフル。
1つOKだったのは明日4日18:30発のシンガポール経由。
シンガポールから来たのにちょっと間抜けだが、これでもしかたないか…。
しかも、SQの往復で27000Bもする。
高いなあ、さすがシンガポール航空。
いろいろ考えた末、ここで一大決心、片道のチケットとした。

今回の旅で思ったことは、帰りの便の予約がないという気持ちのせいで、何も考えずに行動できるというのは間違いで、やはり、帰り便を確保しなくちゃという焦りから、落ち着かない旅になってしまうということ。

それに、年末年始とかの長期連休の最後だもの、日本人の帰国ラッシュということで便の空きなんていつもないんだよね。
結局、毎回高い便になってしまう。
休みがほんのチョットでもずらせるなら最高だけど、休みの限られたサラリーマンの旅行としてはどうだろう…。

だから、海外航空券で旅するのも善し悪しかな、これでしばらく終わりにしようか…。
(日本で過ごすお正月が恋しくなったこともある)
しかし、確かにいいところもある…そうだなあ、年末だろうが何だろうが、取りあえず確実に来られるということや、やり方次第では非常にチープな旅にできるし、1年オープンでいつでも予約変更が可能だし…。
(これが一番いいかな)
「なかがわあき」さんは最後に台北から船で沖縄に入る、というのだけは決めてあると言っていた。
そう、だからやりようはどうにでもなるのだ。
いつの日か必ずまたやるさ。

…さて、片道チケットは18000B。
これでも高い。
そして、例によってTongpoon hotelを取ってもらった。
700B。
もしかすると、これが毎回ケンの儲けになってるのかも知れない。

ケンのバイクの後ろに乗せてもらい、ホテルに行き、チェックイン。

まずはシャワーを浴びたかった。
そして、ちょっとぬるめのシャワーは気持ちよく、気分もさっぱり。
ベットに横になるといつの間にか寝ていた。

2時間後、目が覚めて、K&Jトラベルへ戻ると、ケンがビールを飲もうと言い出した。
まだ、早いのに…、今日はよほど機嫌がいいらしい。
そして、夕食を一緒に食べることになった。
いつもおごってもらってなんか、悪いや。
それにしてもいい人だなぁ。
アジアで歩き回るといつも騙されないように、騙されないようにとしてるから、ちょっと親切にされると疑ってかかる癖がついてる。
ありがとうと言いながら、心の底では完全に気を許してはだめだと考えてる自分がちょっと嫌だ。

夕食は、中華粥の店(屋台というか半屋台といった感じ)でお粥を食べた。
うん、なかなかうまい。
ケンと別れて、ホテルに戻った僕は、ビールを片手にのんびり風呂につかった。
今回の旅もいろいろあった。
いいこともやなこともみんな経験だ。
風呂から上がるとすぐに眠りについた。


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